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晴天の霹靂

さて、これは2023年3月11日のことであるが、
我々夫婦は神奈川の自宅より千葉の幕張メッセへ車で向かっていた。

2人とも大ファンであるクリープハイプのライブへ行くためだ。

この日の幕張メッセはクリープ、B'z、ラブライブ!ファンによりカオスの極みとなっておりトイレ争奪戦の様相を呈していた。各方面への熱量をひしひしと感じアドレナリンが出るのを感じた。

夫は音楽が好きだ。
高校生のころはバンドでドラムを叩いていたらしい。
そんな夫に勧められてまんまと2人でどハマりしたクリープハイプのライブである。
今まで参戦したライブで一番アドレナリンが出るのを感じた。

席はかなり後ろの方であったが、それでも伝わる静かなる変態性と音楽性の高さに心が震えた。
「な、生の尾崎世界観さんだ(実在していたんだ…)」
しばらくはこの感想のみでフワフワしていた。
そこに最大の推し曲である「月の逆襲」のイントロが始まり膝が震えた。生きているうちに生で聞きたかった曲だ。長谷川カオナシ様から目が離せなくなってしまった。
今に至るまで毎日聴いている。夜鷹である私に刺さりまくる曲である。

軽いパニックを抱える夫はライブの途中で人混みに耐えられなくなり最後列に避難していた。
よって各々聞き入るスタイルに移行したわけだが、後から聞くと夫は後方彼氏面でずっと一番後ろから見守っていたらしい。誰の彼氏面…?

そんな思いをした夫でもまた何としてもでも参戦したいと言う。
また二人で必ず参戦します。
クリープハイプのライブに参加したことで毎日に光が差し込みました。

余談であるが3月11日と言えば、
まだ私が北海道で受験生をしていた頃、
後期試験の当日の朝に強い揺れを感じて交通機関が乱れまくり、試験どころではなくなって浪人をキメたことを思い出した。

浪人したことで今の夫と大学で出会えたので人生なにがあるかわからないものである。

まだまだ言いたいことがあるのでまた次回に。

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