【7/22】博物館内ではぶつかんないで
・1900字弱。
・わんだ!
・わんだわんだ!
・いぬいぬだ!
・woof!
・ハ…ハ!
・ハ!
・ハンドル!
・ハイキング!
・ハローキティ!
・早く本題に入れ
・ナイトミュージアムを見た。その面白さに扇動されるように感想をズルズルと書いていたら1900字になってもた。
・抽象的なネタバレあり。
・幼少期に一度見ているので、面白さは保証されているのだ。
・夜になると展示物が自分勝手に動き出しちゃう博物館で働くことになった話。この作品の面白さを一言で言うなら「トイストーリーのでっかい版」だ。
・きっちり三幕構成に基づいていてGood。万人ウケしそう。
・登場人物が個性豊かすぎる。半分くらい人間だけど半分くらいは人間以外だし、人間たちも半分くらいは言語が通じない。
・博物館に展示されてる人間キャラ、みんな一つの目的を持っていて良いな。火を起こしたい奴ら、領土開拓したい奴ら、戦争したい奴ら、魔法に興味がある奴ら…等…
・歴史上の偉人が複数出てきた。彼らは別に主人公に協力的ではなかったりするのだけど、偉人の偉人たる片鱗が垣間見えて、「こいつが歴史に名を残すのも頷けるわ…思考が非凡だわ…なるべくして偉人になってるわ…」と思わされる。そしてときに彼らの助言は主人公を導くのだ…
・オチが良い。この映画でしか描けない、普遍的ではないオチだった。
・やはり創作的価値って「その作品独自のシチュエーションでしかできない演出」から生まれると思うのだよね。せっかくの長編作品なのだから、それまで紡いできた文脈ならではの演出やギャグ、その文脈ならではのオチを用意すべきなのだ。
・逆に言うと、下手なシナリオでは「作者のネタ帳にあるネタたちに、文脈という串を通して物語にしただけ」みたいな構成になる。それ、串を外して食っても同じ味だよね。串自体は食えないよね。
・悪いシナリオは焼き鳥だ。高い評価はトリニクい。
・じゃあ、良いシナリオは料理に例えたら何なのか?ウーーーーーーン
・長考したけど、ソフトパフェかな…
・グルグルと紆余曲折させながら作るけど、最後は一点に収束する。多くのトッピングによって味がついているけど、トッピングなしの本筋だけでも十分上手いのだ。その作品を何度もミルクらいにはアイスことができる…しかも果物使っとけば傑作ダモノ…
・衝動に突き動かされるままに続編も観た。
・舞台はスミソニアン博物館に移る。その博物館が俯瞰でじっくりねっとり時間をかけて映されるカットがあったが、要はそのカットは「これからこの舞台がめちゃめちゃになるからよう見とき」という意味でしょ。まだ何も起こってないのに面白い。
・良い…偉人がしっかりと偉人している…
・仮面ライダーゴーストも、脚本とか演出がもっと深かったらナイトミュージアムみたいな作品になってたのかな
・英語を話す偉人たちもフランス訛りだったりドイツ訛りだったりしていて、それもリアリティを立たせているので、やはり字幕版こそ至高…
・前作もそうだったのだけど、主人公が機転というか口八丁で窮地を脱するシーンが複数あってよい。
・これは私の個人的な好みなのだけど、並外れた超人的能力とか権力があるわけではない普通の人間が、機転と閃きと嘘だけででっけ~問題を解決しちゃう話が好きなのだよね。なぜなら主人公を普通の無力な人間にすることで、作者がご都合的展開をする余地が減るからだ。あと単純に、視聴者である私は普通の人間であり、窮地に陥ったときに使えるのが頭脳くらいしかないので、「頭脳以外で問題解決をする主人公」に深く感情移入できない節もある。
・カリオストロの城、かいけつゾロリの映画一作目、パイレーツオブカリビアン、実写映画シャーロックホームズ、など…好きなのだ…
・そのまま3作目も観ちゃった
・ナイトミュージアムシリーズのwiki、ストーリーのあらすじがオチまで全部書いてあるのだが、いいのか?と思った。
・3作目は正直シナリオが全く面白くないのだけど、大英博物館の展示物がCGで動き回るのは普通に面白さの暴力なので、星5ではある。
・こういう映画って、歴史への教養があるほど元ネタを理解できてニヤニヤできるんだろうな。
・PCモニタの前でゴキを飼っているのだが、そいつは私がナイトミュージアムシリーズを観ている間も動き回っていた(=寝てない)ので、ナイトミュージアムシリーズを3作とも見た世界初のゴキということになるな。
・おわり
・私がメキシカン忍者というキャラをデザインしたら、友人は「名刀サボテン丸を振り回し、タコス手裏剣を飛ばしてくるだろうな」と言った
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