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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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【日記2023/8/2】魔法使いは鬱かい

・2000字強


・クリスタのアセットのこれ、いいね。

・魔法使いの本棚 白ブラシ

・このブラシからは、しっかりと魔法使いの本棚の臭いがする。本に限らず、きっと行政からの通知書とか、契約書とか訴状とか、実験のグラフとかがあるのだろう。カテゴライズしづらい雑多なものが分別されずに置いてあるのだろうと想像が膨らむ。

・作品を作るための道具もまた、作品である……




・HTMLソースコードとドメイン名から「Twitter」という文字列を一切消すことができたらXだと認めてやるよ。それまではTwitterと呼び続けるからな。




・ファミレスを享受せよ

・追加要素もありとはいえ、ブラウザ上で無料のゲームをSteamで1500円で売るとは、強気の価格設定だね。投資したい方はどうぞ。




・友田オレ『好きな人が言っていたら少し嫌かもしれない音頭』

・友田オレ『私の彼は左きき』

・面白いことやるとき、表情や声色をオーバーに動かすことでギャグを面白く見せるテク、あんま好きくない。しかしこの人、友田オレさんはその辺のノイズをそぎ落としているので好感が持てる。

 全体的にどのネタも、「笑わせたるど!」という作意が消臭されていて、「笑わせる気ある?」と思わされるような作風だ。

・これは挑戦的すぎ 心臓何個あんねん

・ゴールデンカムイを読んでる時も思ったけど、真顔ってあらゆる顔の中で一番面白い顔かもな


・私はオモコロチャンネルの中で最も好きなメンバーは恐山さんだ……彼は大声とか顔芸とか下ネタに頼らず、できるだけ情報量で勝負しようというスタンスに見えるので。

・巷では人気な某芸人、自分のギャグで笑うことで観客のつられ笑いを誘発することがよくあって、それはダメでしょと思っている。




・プロジェクト・ヘイル・メアリー

・抽象的な #ネタバレ 感想注意

・ゆるコンピュータ科学ラジオの最近の回で大絶賛されていたので、ネタバレを踏まないうちに購読した。

・確かにこれは事前情報なしで読んだ方が良い。

 すまん、フォロワ全員、サンプル部分だけ読んでくれ。サンプル部分読んで「おもしれ~」ってならなかったらNot for youだと思う。

 しかし巻頭にある2つの図がネタバレだなぁ~……これはダメだと思うよ出版社さん。

・共感性が高すぎる。あまりにフィクションすぎることが起こっているのに、全てに現実味がある。自分はSFを読んだことが全然ないのだけど、SFってこんななんだな。

・見どころ①:主人公の生死が人類の生死を左右するのでハラハラする。終盤に向かうにつれて、希望と絶望の振れ幅も往復速度も大きくなる。

 「ヘイル・メアリー」とは、アメリカンフットボールの試合終了直前、負けているチームが逆転を期して放つロングパスのことだ。つまり、タイトルのプロジェクト・ヘイル・メアリーとは、滅亡寸前の人類がイチかバチかで宇宙へのロングパスを出すプロジェクトという意味だ。

・見どころ②:異星人の描写の解像度が高い。

 この作品では、「地球人からかけ離れた生態で、かつ現実的にありえるラインの異星人」を見事に描いている。ファーストコンタクトの場面を読んでる間、深い悦びがあった。ロマンの急所を突かれて……

 ごめん、終盤、色々としんどくて泣いちゃった……

・その他の見どころ:物語は主人公の知識と判断力によっていい方向に向かうので、参考になる。科学知識がないと詰んでいた場面がいくつもあったので、「主人公が私だったら人類終わってたな」と思いながら読める。文章の面白密度が高い。全てが必然で固まっている。全てのトラブルも、全てのソリューションも、必然で発生する。


・映画化もされるみたいだ。

・正直、この小説の文章の5割は3D空間上で起こっている状況の説明をしていた気がするので、映像化したらかなり情報がすっきりして、もう少し直感的に楽しめるする気がする。




・フィクションってこれだと思ってる

画像引用元:寿司 虚空編 004

 巨大数がテーマのこの漫画の中では、「巨大数が好きな人間は、なぜ巨大数が好きなのか」の説明として👆のように説明しているのだけど、これはかなり言い得て妙だ。

・数は、人間が発見してなくてもそこに存在している。しかし、例えば「書き記すのに1000年かかるほど桁数が巨大な自然数」は、存在こそしているが、数学記号なしではアクセスできない。そこにアクセスしたいという欲求が、人を巨大数に駆り立てるのかもしれない。より巨大な数の方がアクセス難易度が高い。そして難易度が高い数を出せた方が美しい。

・創作物も同じで、全ての創作物というのは、発見されていないだけで存在している。バベルの図書館には全ての文章が保管されている。創作者にできることは、既に存在している本を発見し、取り出すことだけだ。そしてそれは、アクセスの難易度が高いほど美しい。

 ドラゴンを倒そうが、巨大ロボットを作ろうが、誰でもアクセスできる場所にある話は陳腐だ。


・おわり


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