【6/23】もうそういう妄想言う
・1300字弱
・親族と仲良く生活する夢を見た。またこれだよ。一か月に2回くらいはそういう夢を見る。勘弁してくれ…
親族が嫌いすぎて、私の所属も住所も電話番号もメールアドレスも教えていない。彼らが私にアクセスする方法なんてあるんだろうか?戸籍を辿ればできたりするのか?詳しくないからわからんが…
しかし私の本能というか深層心理は親というのを欲しているらしく、定期的にあいつらが夢に出てきて、夢の中では仲良くなっている。クソ…
私を守ってくれるのは私だけだ…
help…
・今日見た映画。ボスベイビー。
・基本的にCGアニメ映画好き。
・タイトル通り「赤ちゃんなのに有能ビジネスマン」みたいなギャップを楽しむ映画なのだけど、その出オチネタだけで一時間半も面白さは持続するのか?と懐疑的に思っていたし、インスタ女子が好きそ~~~な映画という偏見を持って視聴した。
全然そんなことはなかった。
・妄想大好きな子供が主人公なので、たまに現実と妄想が混同した大袈裟な映像になるのが面白い。飛行機に乗ってるのに海賊船に乗った気持ちでいるシーンとか。ただ部屋から出れないだけなのに監獄に閉じ込められた気でいるシーンとか。
・物語の目的が「別れるため」なのがよい。ミッションに失敗したら一生嫌いなヤツと兄弟になってしまう。何としてでもミッションを成功させ、早い所コイツと別れよう…!という前提が非常によい。もう面白いオチになることが保証されているようなネタじゃないか?
・それ町の3巻を読んだ感想
・石黒正数さんはアホを描写する能力が高い。それも、道化のようなアホではなくて、日常生活で普通に発生するうっかりミス、詰めの甘い作戦、偶然による勘違い、ミスリード推理、的を得ていない気づかい、詭弁、自身過剰によるミスなどなど…
・ちょっと以下は抽象的な話になっちゃう。
・漫画というのは妄想を売っているものだと思っている。漫画内には空間があり、そこにキャラが存在して動いていくと思うのだけど、それは読者の脳内で生成されるものなのだよね。
・妄想というのは楽しいけど、ディテールが細かくて具体性の高い妄想をするのは疲れるので、金を払って妄想が得意な人の妄想を受動的に見るための手段が漫画だと思う。つまりはディテールが適当だったり抽象的な妄想というのは金や時間を使ってまで摂取したいものではない。これらの前提から導かれる結論は「漫画というのは妄想度の解像度が高いほど面白い」なのではないか?と思った。
・現実世界では話は大規模であればあるほど面白いが、妄想の中では話を大規模にするなんて簡単だ。世界征服したり隕石を回避したり海を干上がらせたり異星人と戦争もできるかもしれない。でもそういう作品を摂取すればするほど、大規模な妄想というのに飽きてくる。次に求めるのはディテール、具体性、解像度、意外性、あたりなんじゃないかな…
・ボスベイビーも「ビジネスマンである赤ちゃん」の描写が具体性の暴力だったので、はぁ…作品の面白みってストーリーの本筋だけじゃなくて案外こっちでもあるのだよな…と思うなど
・おわり
・ウルトラマンのうんちが街中に!
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