【日記2023/10/20】座右の銘に困った時に見る回

・1500字強

#座右の銘


 なんか、自分には座右の銘というか、行動原理になっている言葉がいくつかある気がするのだけど、メモしていないからパッと思い出せない。これからは座右の銘はメモするようにしよう。

 就活を控えている人は、パクってどうぞ。




・アイデアの質はアイデアの量に比例する

 誰が言ったわけでもない現代ことわざ。

 ブレインストーミングのWikiによると、ブレインストーミングの原則の一つに、「量を重視する:様々な角度から、多くのアイデアを出す。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する」という原則がある。

 これはブレインストーミングに限らず日常生活の意思決定でも有用だと思っているので、自分や他人が困ったときに、とりあえず没案を次々に喋ってみることで、それに誘発されて別の妥当な案が出ることがある。

 誘発されなくても、行き止まりを増やしてやることで、消去法で行くべき方向が定まることがある。大喜利においても、脚本のプロットにおいても、真っ先に思いついた案を全て没にした先に、真に創作的な案があると耳にする。

 自分は、友人知人が悩みを吐露しているのを観測したら、没の解決策をいくつか投げるようにしている。

 関連項目:マクドナルド理論


・餅は餅屋

 獣は基本的に、自分で生きて行くための全ての行動を身に着ける必要があるけど、人間はそうではない。分業ができるのが資本主義の美しさだと思っているので、自分ができないことは、できないと決めたら徹底的に他人に頼ればいいと思う。中途半端は中途半端だ。



・「もし、人々に ”移動手段として何が欲しいのか?” と聞いていたら、彼らは "もっと速い馬が欲しい" と答えただろう」

――自動車会社フォード・モーター創立者 ヘンリー・フォード(1863~1947)

 抽象化すると「顧客は、自身の欲しいものについてよく知らない可能性がある」という意味になるビジネス名言。

 これはプロダクトでなく、知識においてもそうだと思う。

 車を知らない人間は車を望むことができない。小学生は、将来の夢として「イベンターになりたい」「モーショングラフィックスデザイナーになりたい」「特殊清掃をしたい」「税理士になりたい」「ビルメンテをしたい」「営業になって、システム開発プロジェクトの見積もりをしたい」と言うことがない。その理由は、知らないからだ。

 名前を知らない概念は、どんなに知的好奇心があっても能動的に学ぶことができないので、誰かが教えてくれるのを口を開けて待っていることしかできない。小学/中学/高校/大学に通う一番の理由は「口を開けて待っていれば色々な概念を教えてくれる」という点なのではないだろうか。

 よく議題になる「スマホがあれば何でもわかるのに、なぜ学校に行って勉強する意味が?」という問いに対する返事としても使える名言だと思う。


 自分は、スマホがあっても能動的には辿りつけない知識が得られたときに悦びがあるし、他者に何かを教えるときも「スマホで能動的に辿りつけない情報を教えたい」というバイアスをかけている。

 みんな、しらんでしょ。サプライズニンジャ理論も、ラバーダックデバッグも、違法素数も、しらんでしょ。

 なんか、 "名前" ってオモロだな(←行くところまで行ったオタク)


・ぷえー。

 意識高い系の記事になっちゃった。



・ちなみに、前回似たような日記を書いたときは、座右の銘として

「何を言うかが知性 何を言わないかが品性」
「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!」
「キレを宵越す奴って、クソだよ」
「懸情流水 受恩刻石(かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め)」

  このあたりをピックしていた。


・おわり




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