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【6/28】送った飯を食った

・1800字強


・いつも字幕版で映画を見ている。特に歌劇がある映画はそう。

・今日、試しにレゴムービー2を吹替版で見てみたけど、歌劇のシーンが、小学生の替え歌みたいにムリヤリ意味が合うように日本語を詰め込んだみたいで嫌だった。「箱化」で画像検索したときと同じ感情になる。

・英語の方が日本語より一音節に込められる情報量が多いので、英語用に作られた音楽を日本語で再現するのには無理がある。「ディッソンゴナゲッスタッインサイドョァ」というだけの音節に「この曲はあなたの頭の中にこびりつくつもりだよ」という意味があるので…

・そうでなくても声優の演技が、どうしても演技なんだよな。「私はこのキャラクターに声を吹き込んでいますよ」という姿勢の演技。私が求めているのはそうではなくて、「私はこのキャラクター自身ですよ」と言わんばかりの自然な演技なのに…

・日本吹替の声優は、聞こえやすいように発音をしっかりくっきりさせすぎるのをやめて欲しい。「声を作る」のをやめてほしい…ウワーーー!私は日本語吹替映画全般が嫌いだ!!!!!

・本当は私が英語のリスニング100点マンだったら吹替も字幕もなしの原液を摂取できたのだけどな…


・レゴムービー、本当に最高だ…

・建設作業員、ワイルドな女、老師、バットマン、ユニコーン猫、宇宙飛行士、海賊船長が力を合わせてなんやかんやするお話なのだけど、そいつらが集まった文脈が突拍子もないんだよね。子供がレゴで遊ぶときって与えられたパーツから文脈を勝手に想像して役割を与えるから、ただの建設作業員でも子供の脳内ではヒーローだったりするんだよね。私がレゴで遊んでいた時の記憶がダイレクトに呼び起こされた。

・レゴで遊んでいる間は、ダンブルドアとバットマンとスーパーマンとリンカーンとワンダーウーマンとミケランジェロとマイケルジョーダンとブルースウィルスが混在していても全く気にしなかった

・脳内で仮面ライダーとマリオをバトらせていた頃を思い出すな…



・1985年あたりに製作された「迷宮物語」を観た。200円で50分。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00FNZHWLM

・冒頭二分が美しすぎる…

・世界観を理解させる気が全くなく、解釈を視聴者にぶん投げしている。というか監督自身も解釈とかを考えず、ただただ美しい映像を追い求めたらああなったのだと思う。


・Wikiの「迷宮物語」のページにも、その内容はマニアックだと書かれていた

試写を見た角川春樹が「内容がマニアックすぎる」と判断し、公開が見送られしばらくお蔵入りすることとなり


・かなりマニアックだった

・意味のある意味不明さがあった

・計算された乱雑さがあった

・不協和音が協和していた

・全く興味を惹かれなくて眠くなる映像なのだけど、夢の中のようで不思議な気持ちだ。夢の中で全く知らない土地にぽつんとひとりぼっちになってしまったとき、慌てるとかじゃなくて逆に落ち着かないだろうか。ソレの感情になる。

・幼少期、クレヨンしんちゃんとかドラえもんとかアンパンマンとかジブリとか、何らかの映画を見たとき、なんか各シーンで怖いことが起こっていたりバトルが発生していているのはわかるけど、全体を通してのシナリオはよくわかっていなかった記憶はないだろうか。その「シナリオの意味はわからないけどなんか画面ですごいことが起こっているので見ちゃう」というボーっとした感覚を久しぶりに体験できて、ノスタルジーを覚えている。

・あと、シリーズものアニメの途中だけ見たときのような、シナリオの意味がわかっていないけど画面の中で勝手に凄いことが起こっていく感覚があった。私は幼少期にNHKの「電脳コイル」の途中の一番怖いシーンだけ見たので、いまだに「電脳コイルってホラー作品なのかな?」と思っている。

・迷宮物語を観ると、深層webから発掘された動画を観たときのような、あの毒にも薬にもならない絶妙な感情になれると思う。



・ラビリンス・ラビリントスの主人公、マジで全てのアニメキャラの中で一番かわいいとさえ思えるな

・pixivに二次創作が複数あってワロタ。この作品のよさを理解している人間が結構いてくれているみたいで…


・つけペンのラクガキ

画像2

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・おわり


・天皇が欲しいものリスト公開したらどうなるのかな

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