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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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【日記2023/1/21】高っけ~場所で磔刑

・2600字強


・時間の使い方が贅沢~~~~~~~

・無料で読んでいるから「この漫画、時間の使い方が贅沢でユニーク!」という前向きな感想が湧いてくるけど、金を払って読んでたら、この情報量の薄いページたちを嫌になっちゃうかもな



・まだ金カムの熱が冷めやらないので感想書いていい? いいよ

⠐  ⠪  ⠒  ⠙  ⠐  ⠟  ⠴  ⠡
⠽  ⠃  ⠎  ⠡  ⠴  ⠺  ⠉

 ギャー! とりとめもない文章を書いたけど、つまらなかったので消しゴムで消しました 読者には消し跡だけ見せてあげましょう。

 とにかく金カムは傑作だということだけわかって貰えたらよろし。




#ヘテロゲニアリンギスティコ  ~異種族言語学入門~

#ネタバレ 感想

・見どころを一つに絞っている漫画だ。これくらい尖っている方が好きだ。

・魔界の言語の調査を任された主人公が、その言語の理解に悪戦苦闘するだけのお話。ストーリーやオチは、あるっちゃあるけど申し訳程度。あくまで旅の道中を楽しむ漫画だ。

・様々な種族の生物たちがいるが、彼らは可聴音域や可視域が違ったり、嗅覚が優れていたり劣っていたり、発せる声と発せない声があったりしていて、ちゃんとした共通言語を持てない。種族ごとに異なるプロトコルでコミュニケーションをとっているので、それを観察して解読した結果を人間界に持ち帰るのが主人公くんの役目だ。

・都合の良いことに、盗賊や捕食者のような物騒なキャラもいないし、登場キャラがみんな協力的なので、安心して言語読解に集中できる。

・個人的にこういう、ゼロからの翻訳に興味がある。「それはどういう意味の言葉ですか?」と聞くことすらできないような、マジのゼロからの翻訳。そういう本があったら教えて欲しい。フィクションでもノンフィクションでも良い。

・これはかなり万人ウケしない部類の漫画だ。主人公くんと同じ目線で「おれも解読したい!」という好奇心を持って前傾姿勢で読めるオタク以外にとっては、この漫画はとても退屈に感じると思う。

・200ページ足らずの漫画なのに、読むのに時間がかかったな。カイジを読んでる時とスピード感が全然違う。カイジはあっと言う間に読み終わってしまう。密度!



・賭博堕天録 カイジ #24億脱出編  感想

・面白い……!

・問答無用で面白い……!


・24億脱出編だけは、以前のカイジと毛色が違う作品だ。

 それまでのカイジはミステリのように、ヒントが全て読者に提示された上で理路整然とした推理で勝利をもぎとるようなお話だったけど、24億脱出編はかなり物語が運に左右される。天から降ってくる運をカイジらはどう捌くのか……? そこが見どころだ。

・24億を手にしたカイジらが帝愛グループから逃げ出す所から始まり、日本のどこかに隠れるカイジ組 対 どんな手段を使ってもカイジらを見つけ出して捕獲しようとする帝愛グループの攻防が続く作品だ。

・帝愛視点でカイジの居場所を推理するのも面白いし、カイジ視点でハラハラしながら逃げ回るのも面白い。



#ハイパーインフレーション  感想

 贋札がテーマの作品です。主人公は体からモノホンの紙幣を無尽蔵に出せる能力を獲得したのだけど、そのナンバーが全て同じなので、単に札束として使うことはできないし、ナンバーが世間に知れ渡ってしまえばその紙幣は使えないものになってしまう。その能力をどう活かすか……?

 かなりストラテジー要素の強い漫画で、作者はめちゃめちゃ頭が良いと思う。話し合いによってキャラの利害関係が二転三転する。

 会話が冗長的でなくて良い。密度の濃い会話をしている。

 天才キャラが天才っぷりを遺憾なく発揮していてフェチに刺さる。


・何か一つの分野について尖った知識を持っている漫画家は、その人にしか描けない漫画が描けるのだろうと最近考えている。

「その分野では当然とされている知識理解」をフィクションに落とし込むだけでまず十分に面白い。

 特に、言語や経済やストラテジや倫理のような抽象的な概念ばかり扱う学問においては、フィクションという具体的な思考実験を交えてその知識を描写することによってわかりやすくなるし、「その学問を知っているとどのようにメリットがあるのか」までセットでわかる。

 それは学問である必要もない。キャンプに詳しいならキャンプをする人間を描くだけで面白くなるのだろうし、ボドゲに詳しいならボドゲをする人間を描くだけでも面白くなるのだろう。

(👆読んでないけど、例えとしてネ)

 趣味でも何でもいいので、一つ尖った知識理解や経験を持っているだけで、他の漫画家と差別化できると思う。

 裏を返せば、尖った知識理解や経験を持たない漫画家ができることには限りがある。そういう人でも描ける漫画はもうやり尽くされてしまった感はある。

 それは漫画に限らず、エッセイにおいてもそうだ。

「語れるコンテンツを持たないのに、語ろうという意志だけ先行している人間」というのは、どれだけ奇を衒っても読者の想定の範囲内のエッセイしか書けないと思う。

 尖った知識理解を持っていたり、ユニークな経験をしてきた人間の書くエッセイの方が、真に面白い。

・ところで、漫画に落とし込めそうな尖った知識理解をお持ちの方は、ぜひ僕に個人的にお話を聞かせてね。文字通り聞くだけだけど。興味があるので。



・質問箱に答えて行きます。

 以下の診断チャートに従って進めば解決します。


①そもそも、もぐぐうままの回答を信頼できる?

はい:②へ

いいえ:同じ質問を、ひろゆきにスパチャして訊く


②ほんのちょっとくらいなら労働してもいい?

はい:水素水の様な、似非科学の健康商品を売る

いいえ:③へ


③経済的に頼れる親族はいる?

はい:その親族のスネをかじる

いいえ:④へ


④今後の生殖は諦めている?

はい:⑤へ

いいえ:専業主婦/専業主夫を目指す


⑤あとになって「仕事が嫌だと思っていたけど、やっぱり働きたい」と考えが変わる可能性が、少しでもある?

はい:⑥へ

いいえ:服役する


⑥税金を貪ることに心理的抵抗はある?

はい:⑦へ

いいえ:生活保護で暮らす


⑦完全に自給自足できる?

はい:完全に自給自足する

いいえ:①へ


――――――――――――――――――


 いかがでしょうか。

 診断チャートを途中で抜けられなかった人は、無限にループしててください。と言っても聞こえていないか。





・最後に、昨日オカズにした動画を貼って、筆を置きたいと思います。













・この動画の2:19~






・おわり

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