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【イモリのためのビバリウム】レプボイモリウムの経過観察
はじめに
もぐと申します。
今回の記事は、レプボイモリウムの制作後、ケース内の様子がどのように変化しているかを記録した内容になります。
長期維持するために試行錯誤したり、思い切ってリセットしたり、日々メンテナンスしたり…
そんな記録として、どなたかの参考になれば幸いです🌿
【CASE1】初めてのレプボイモリウム
初めてレプタイルボックスで作ったイモリウムです。マダライモリのために制作しました。現在もこのケースで飼育しています。
⚫︎制作して1ヶ月後、イモリ入居時
制作直後の写真を紛失してしまいました…
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【制作時の内容】
苔 ▷奥はタチゴケ、手前はホソバオキナゴケ
植物▷ヒメハシゴシダ、ヒメイタビ
トウゲシバ、ユキノシタ
用品▷GEXのウォーターディッシュS
素焼きのシェルター
溶岩石・流木
【意識した事】
シェルターと溶岩石で土手を作り、奥側にソイルを多く盛ることで高低差を作りました。
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制作から3ヶ月
奥に植えていたタチゴケをうまく育てられず、ハイゴケとツヤゴケのミックスに変更しました。
ホソバオキナゴケはだいぶ馴染んできました。
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制作から5ヶ月
ヒメハシゴシダとヒメイタビがグングン拡がっています。シェルターは半分隠れて、溶岩石は見えなくなってしまいました。
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制作から8ヶ月
シェルターがヒメイタビに覆われました。
手前のヤマゴケが一部不調です。
トウゲシバは成長しすぎたので撤去しました。
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制作から10ヶ月
ヒメハシゴシダの成長が凄まじい。。
不調だった苔部分を取り除き、溶岩石を入れました。(右中間)
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制作から1年3ヶ月
ケースの半分がヒメイタビとヒメハシゴシダに覆われています。ヒメイタビはケースの外にまで出てきました。
水入れを陶器の小皿に変更し、水入れ周辺はツヤゴケにしました。
ユキノシタは成長しすぎたので撤去しました。
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制作から1年4ヶ月
ヒメイタビとヒメハシゴシダをトリミング✂︎
久しぶりにシェルターの姿を見れました。
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制作から1年10ヶ月
マダライモリにピントが合っているためわかりにくいですが、左サイドヒメハシゴシダが拡がってきました。
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制作から約2年、現在(2024.05)の様子
そろそろトリミングが必要ですが、うまく維持できています。マダラたちも機嫌が良さそうです。
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【CASE2】紆余曲折したイモリウム
オキナワシリケンのイモリウム。
最初はグラスハーモニー(ハムスター用ケージ)で作りました▽
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しかし、なんとなくイモリ達の居心地が悪そう…
そこでレプタイルボックスに変更。
発泡素材で仕切りを作り、手前を水辺のような構造に▽
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しかし、更に居心地が悪そう…
ということで完全に作り直したのがこちら▽
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【制作時の内容】
苔 ▷全てホソバオキナゴケ
植物▷コシケシダ
用品▷素焼きの受け皿を水入れに
月面シェルター(まるみやさん)
溶岩石(大きめ)
【意識した事】
前のビバリウムでの反省点を反映。
居心地悪そうにしていたのは陰が少なかったから?苔の湿度が高すぎた?水辺は不要?と予想して、できるだけシンプルに、陰を作るために大きめのコシケシダを配置した。
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制作から1ヶ月後、イモリ入居
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141438472/picture_pc_c48062d1f0e445828a91f91ea2edbeaa.jpg?width=800)
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制作から4ヶ月
水入れを可愛い陶器に変更。
コシケシダがぐんぐん成長しました。
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制作から7ヶ月
コシケシダ周りの苔をホソバオキナゴケからツヤゴケに変更。乾湿の差を出すためです。
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制作から1年2ヶ月後、現在(2024.05)の様子
ケース内でコシケシダの胞子が飛び、幼株がいくつか発生しています。環境がマッチしているのかなと感じて嬉しくなります。
近々水入れ付近の苔を変更する予定です。
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【CASE3】入念に準備したイモリウム
2023年10月開催の「とんぶり」でのお迎えに向けて、7月に制作したイモリウムです。
⚫︎制作直後
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【制作時の内容】
苔 ▷ホソバオキナゴケ、ツヤゴケ
植物▷チャセンシダ、イノモトソウ
用品▷石、水入れ
【意識した事】
溶岩石ではなく丸い石を使ってみたかったので、石をレイアウトの主役に。いつか侘び寂びを感じるられるような雰囲気に仕上げたかった。
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製作から2週間
シェルターを入れてみました。
苔がまだバサついています。
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制作から2ヶ月半
無事にとんぶりでお迎えでき、ピンセットからの給餌を確認してから入居していただきました。トモさんCBのオキナワちゃんです。
この頃には苔も定着して密度が上がっています。ただチャセンシダはうまく行きませんでした。
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制作から4ヶ月
ホソバオキナゴケの高さが上がってきました。
イノモトソウの葉が増えてたことで陰が生まれています。良い調子。
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制作から半年
水が溜まりやすい部分のホソバオキナゴケが茶色く傷んでしまったので、その部分をツヤゴケに変更しました。パッと見は2ヶ月前と変化がないかもしれません。
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制作から10ヶ月、現在(2024.05)の様子
イノモトソウの成長スイッチが入り、葉がかなり増えました。
ツヤゴケもホソバオキナゴケを覆うように成長しています。
バランスが悪くなってしまったのでトリミングを行います。
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トリミング後
イノモトソウの葉を数本カット✂︎
拡がりすぎたツヤゴケも丁寧に剥がし、ホソバオキナゴケが見えるようにしました。
当初意識していた「石を主役に」が、苔や植物の成長により石の存在感が薄くなってきています。
そういう変化も楽しいですが、石には「脱皮補助」という重要な役割があるため、完全に覆われないようにケアしています。
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【CASE4】管理不足のイモリウム
CASE3のイモリウムと同時に制作したものです。同じくとんぶりに向けて念入りに準備し、のりのりさんCBのアルプスちゃんに入居してもらっています。ですが、最近少し管理に迷っています。
⚫︎制作直後
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制作から4ヶ月、イモリ入居から1ヶ月
特に不調もなく、植物も生き生きしています。
ただ少し、水が下に溜まりやすい(下層に落ちやすい)土台になってしまっているようです。
また、素焼きの水入れが予想以上に水を吸収しやすくあっという間に水がなくなってしまいます。
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ツヤゴケの成長スピードが速いです。
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制作から10ヶ月、現在(2024.05)の様子
他のイモリウムよりも湿度が高く、ツヤゴケもユキノシタも伸び放題。
対してホソバオキナゴケは葉先が変色しています。ライトが強いのかも。
全体的に、成長をうまく制御できていません。
良く言えば自由な、悪く言えば鬱蒼としたイモリウムになってしまっています。
さて、どうメンテナンスしようか…
アルプスイモリはご機嫌に暮らしているので、それは救いですが、なんとかしなくては。
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5/26追記
全体的にトリミングしました。
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【CASE5】動きのないイモリウム
とんぶりでお迎えしたアマミちゃん用に、イベント後すぐに立ち上げたイモリウムです。
ただ、そのアマミちゃんはキチペ管理の方が良いと判断したので、現在も入居者はおらず入居予定の子もいません。いつかイボイモリ飼いたいです。
⚫︎制作直後
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【制作時の内容】
苔 ▷ホソバオキナゴケ
植物▷ヒメユキノシタ、サイゴクホングウシダ
用品▷水入れ、溶岩石
【意識した事】
生体を観察しやすいように、今までで1番シンプルに。結果陰が少なくなってしまいました。
▼
制作から7ヶ月、現在(2024.05)の様子
手前の溶岩石をシェルターに変更しました。
苔の密度が上がっていたり、ヒメユキノシタの葉が増えていたりと成長はあるのですが、とてもスローペース。動きが少ないです。
サイゴクホングウシダは過去2回失敗しており3回目のチャレンジなのですが、成長スイッチが中々入りません。やっぱり止水性(風の動きが少ない)環境だとうまくいかないのかな。
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▼(2024.06 追記)
制作から8ヶ月
ニシユビナガサラマンダーのおうちになりました。隙間とお水が好きな種類なのでシェルターと水入れを変更しています。
居心地良さそうです。
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さいごに
以上、5つのイモリウムの経過観察についてでした。
レプボイモリウムについて褒めていただくことも多いのですが、実は上手くいっていないところも多く、反省点や試行錯誤を共有したくてこの記事を書きました。
目標は5年10年と維持する事なので、今後の経過も加筆しながら記録していく予定です。
また数年後に覗いていただけたら嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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