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良い時も悪い時も味方

2/10はじいちゃんの命日です。控えめに言ってうちのじいちゃんは最高です。

今日はそんなじいちゃんの話をただひたすら書こうかと思います。

まず、なによりも誰よりも私のことが大好きでした。

小さい時から甘やかされて育ちましたが、食べたいと言ったものはなんでも買ってきてくれるし、欲しいと言ったおもちゃはなんでもレジに持っていくので、幼いながら申し訳ないと思いあまり簡単に欲しいと口にしなくなったのを覚えています。笑

じいちゃんは病院の帰りにコンビニに寄って私の好きなお茶を必ず買ってきてくれました。うちの可愛い孫がこのお茶好きなんですって必ず店員さんに自慢します。それが恥ずかしくて一緒に着いていくことはなかったですが…笑

じいちゃんはうつ病をもともと患っていましたが、それが原因で私を怒ったり嫌な言い方をしたことは一度もありませんでした。

だけど一度だけ怒られたことがあります。小さい頃、何が原因かはもはや覚えていませんがずっと大泣きしている私に、「お母さんが仕事から帰ってきて可愛い娘が泣いてたら悲しい気持ちになるぞ!」と怒られた記憶があります。たったその一回でした。

食べることが大好きで、毎日毎日、ばぁちゃんのご飯を食べることがじいちゃんの楽しみでした。

そんなじいちゃんが2年ほど前、がんで急に体調を崩して歩けなくなりました。

学校から帰ってきたら、ベッドのうえで管が繋がっているじいちゃんを見て物凄くショックでした。

何度も入退院を繰り返して、どんどん痩せ細っていくじいちゃんを見るのがとても辛かったです。

その時期にちょうど私の就職活動が始まり、私の志望先はずっとじいちゃんが私に入ってほしいと思っていた会社だったので毎日のように結果は出たのかと、しつこく聞いてきました。笑

幸い、私の第一志望の職場に就職が決まりじいちゃんに報告すると、私の就職を喜んでめったに泣かないじいちゃんが涙を流して喜んでくれました。

それから毎日よかったねよかったねと私を見るたびに泣いていました。笑

その3ヶ月ほど後、体調が良くなり家での療養生活になりました。

とある日、私がバイトから帰るとじいちゃんが「もぐもぐは本当に良い子だから絶対に新しい職場で上手くやっていけるよ。だからこれからもがんばってね。じいちゃんもがんを治してばあちゃんよりも長生きするね。」と私にガッツポーズをして見せました。

じいちゃんが亡くなったのはその2日後でした。

朝からいびきをかいて寝たまま起きないじいちゃんは、救急車で運ばれて大きい病院に入院しましたがその日の夜、息を引き取りました。

病室に駆けつけてまだ暖かいじいちゃんに触りながら、もしかしたらまだどうにか助かる方法がないか摩ったり大きな声で呼んだり、色々しましたがやっぱりダメでした。

亡くなった後は私はすごく悲しくて、正直1年経つ今もこの文章を泣きながら入力しています。

それでも大好きだったじいちゃんが天国で読んでくれていると信じて書いています。

たくさん迷惑もかけたし、悪いこともしたし、良くできた孫ではなかったけど私はじいちゃんの孫で本当に幸せでした。

いつでもどんな時でも優しくて、私が100%悪くても味方してくれたじいちゃんが世界で一番大好きです。

ここまで読んでくれた方がいましたら本当にありがとうございます😊

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