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監獄社会のしなやかなサイボーグ

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いま私たちが暮らす社会は、様々な思想家や作家が予見した監視社会・監獄社会そのものになっていると私には思えます。 地球上、およそ人の暮らすところには隅々までコントロールが行き渡り、… もっと読む
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#00 はじめに - 空き地はどこへ消えたのか?

いま私たちが暮らす社会は、様々な思想家や作家が予見した監視社会・監獄社会そのものになって…

茂木秀之
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#08 自分の声で、現実の話をしよう(茂木秀之)

僕が生まれ育った熊谷市は、15万ほどの人口を抱える、埼玉県北部の中核都市である。夏の祇…

茂木秀之
1年前
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#07 わたしたちは空間をつくり続ける (茂木美月)

今回は私の妻の茂木美月さんです。2013年に書かれたものですが、この企画のテーマへのすばらし…

茂木秀之
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#06憶えてないから、一から始めよう(梅木春幸)

奈良市の漢國神社の神主(禰宜)である梅木春幸さんにインタビューしました。私とは同世代であ…

茂木秀之
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#05 1990年 前夜 (小山潤)

小山潤 1983年生まれ、埼玉県深谷市出身。主婦。大学院進学を期に関西へ。在学中、身体障害者…

茂木秀之
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#03 土着する―資本主義との距離感を掴む(青木真兵)

青木真兵 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレータ…

茂木秀之
1年前
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#04 われら骨盤ニュータイプ (茂木秀之)

身体はなくなったのか 「身体の時代であります。」 野口整体の継承者である片山洋次郎は、『整体から見る気と身体』文庫版をこの一文で始めている。 養老孟司は、現代人は身体がなく、脳だけになっているという趣旨のことを繰り返し語っている。これはよく知られており、身体がないとか身体感覚がないという言説はよく見られるようになった。しかし片山が見ている身体は少し様子が違うようである。『整体から見る気と身体』の原著は1989年に書かれた。ここから続く90年代、私たちの身体に何が起きていた

#02【後編】総中流に花束を - 青木真兵×茂木秀之 90年代B面史

自宅で人文系私設図書館ルチャ・リブロを運営し『彼岸の図書館』などの著作のある青木真兵君。…

茂木秀之
1年前
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#02【前編】総中流に花束を - 青木真兵×茂木秀之 90年代史B面史

自宅で人文系私設図書館ルチャ・リブロを運営し『彼岸の図書館』などの著作のある青木真兵君。…

茂木秀之
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#01 消費社会の子どもたち、その生命の欲動 (茂木秀之)

消費社会は評判が悪い。 もともと批判のために作られた概念という面もあると思うが、いよいよ…

茂木秀之
1年前
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