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昼呑み、外呑み、小春日和。


〝something happy ハニカム葡萄〟

長い名前のお酒は
ハッピー太郎醸造所の
ぶどうを皮ごと使ったどぶろく、
葡萄色のかわいい狐のラベルは
切り絵作家の早川鉄兵さんが手がけられたもの。

古い九谷焼の茶器を盃にして注ぐと
シュワーっと爽やかなぶどうの香りに
「わ!おいしい!」
顔を見合わせ満面の笑み。

実はこのぶどうの栽培には
夫も携わっておりまして、
感慨もひとしお。
しかも小春日和の空の下、
焚き火しながら乾杯なんて最高じゃない!

焚き火の上のダッチオーブンには鶏の半身、
テーブルの上にはゆず大根と
里芋とベーコン、チーズ、パセリの和物。
友人が持ってきてくれた〝帆立大王〟も。
つまみながら気長に待ちます。

そして、ふっくら蒸し焼きされた鶏は
塩だけとは思えないおいしさ!
一緒に入れておいた玉ねぎとにんじん、
これがまたおいしい!
その後お湯をさしたスープには
水餃子をスタンバイ。
張り切って上州地粉で捏ねた皮を
外のテーブルでしゃべりながら
棒状にしてから切って粉をまぶし
小さな麺棒で丸く伸ばして
味噌で味付けした肉餡を包んで
鍋に入れていきます。
陽が傾き少し冷えてきた頃に
もちもちあっつあつを頬張る幸せ。

あー、昼呑み、外呑み、最高だなぁ♪

そうそう、友人には
かつお節入りのビールもいただきまして

〝前略好みなんて聞いてないぜSORRY
 うま味一番だしアロマ仕立て ホワイトIPA〟

なんちゅう長い名前!

「なんかさー、かつお節かつお節と思って
 飲んだら、だしの風味がしてくる〜」
なんて言いながら飲んでましたけど、
さっき説明を読んだら
『だしの味がビールに残る訳ではない』と(笑)

だしのうま味成分は発酵の過程で酵母によって
別の成分に変換されるのだそうです。
代謝されたうま味成分は
ビールのコクや口当たりに変身するとのことで

「なんかビール飲んでる感じじゃない、
 まろやか♡」

と言っていた友人、さすがです。

どぶろく呑んでビール呑んでワインも呑んで
日が暮れて、
糸切り餅で楽しい時間はそろそろお開き。
友人は翌朝山登りに出掛ける、と
タクシーで帰っていきました。

いい時間をありがとう♪

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