ハリネズミたちの距離

ハリネズミたちの距離完結しました!
毎日更新をしようと決めたのが今年の六月十日。それから毎日五千文字前後を書き続けて、七月十九日に書き終わりました。
書き始めたのが五月十日なので、二ヶ月強で書き終わった作品です。
私的にはとてつもないスピードで書き終わりました。長編はあまり書いてないので母数が少ないのですが、狂人シリーズが二年強、私の理想の私が半年ぐらい。それなのにハリネズミたちの距離は二ヶ月強!すごい早い!

とまぁ、二ヶ月強だと言い張ってますが大元は二年前の私が考えた作品です。
タイトルと登場人物たちは何もいじってませんが、結末なんかは変わりました。
登場人物たちの名前もほぼみんな二年前から変わってないのですが、玄雅だけは苗字も名前も変えました。
元の名前は稲田和季、稲はそのままにして稲嶺玄雅に変えました。
四季さいの最新作を仲宗根豊見親主人公にしよう、と決めた時に名前を変えようかな〜とぼんやり思ってて、仲宗根豊見親の本名の玄雅がかっこよくて好きだったのでこの名前にしました。
稲田玄雅だとなんかバランス悪い、と思ったので田から嶺に変更。沖縄に住んでる親戚が嶺というと文字が入ってる場所に住んでるので嶺は沖縄感あるな〜と適当に選びました。

あと玄雅は性格も変わりました。二年前はもっと鼻につく金持ちという性格だったのですが、なんだか書いててピンと来ない。何が引っかかってるのかよくわからないまま性格を色々とこねてみて、本編の玄雅の性格に落ち着きました。
優しくて大人っぽすぎる二十歳。なぜこの性格に落ち着いたのかはよくわかりませんが、最初から最後まで書きやすいキャラクターに仕上がってくれました。

玄雅の話ばっかりになってしまってる。知世の話もします。
知世は玄雅と反対で子供っぽく、というのを意識して書いてました。
子供っぽく、と言っても二十二歳というのはそんなに大人ではないと思ってるのであんなものかなと思ってます。
私自身は今年二十一歳。知世と玄雅の間にいますが、二十歳になったところで大人にはなってないなと思ってます。
税金を払い始めて大人にならされた。と常々思っていますが、中身はそんなに急には変わりません。中学生の時からあまり変わった気がしてません。
なので、私の思ってることを知世にたくさん言ってもらっています。どの作品も主人公は私の考えや思ったことをたくさん投影しています。

ハリネズミたちの距離は登場人物が多いので全員のことを語りだすと長くなってしまいそうなので、涼子のお話だけさせてください。
実は、ハリネズミたちの距離で一番長いつきあいなのが涼子です。
涼子が主人公のお話を思いついた後に考えたのがハリネズミたちの距離。主人公の知世や玄雅たちより、涼子とみやこ、それに慶壱の方が長いつきあいです。
涼子が病気になった時の苦しみや、みやこと初めて会った時、慶壱と付き合うまでの諸々を書けてはないのですが考えてはいるので、いつか書くぞの気持ちです。

ハリネズミたちの距離は私の大好きな沖縄の歴史、特に宮古島の仲宗根豊見親をたくさん練りこんだので終始楽しくかけました!
四十一話から四十四話にかけての沖縄本島と宮古島旅行は特に力を入れて、時間をかけて書きました。
四十一話の斎場御嶽は写真と何年か前に持って帰ってきたパンフレットと私の記憶を頼りに書いて、四十二話は火事になる前の首里城のことを頑張って思い出してきました。床がガラス張りで下の遺構が見えたのがとても印象に残ってます。
そして四十三話、四十四話は宮古島。母が宮古島出身なのですが私自身は一度しか行ったことがなく、朧気な記憶を思い出そうと写真フォルダと睨めっこしながら書きました。
あと、仲宗根豊見親のお墓には行ったことがなく、使い慣れてないストリートビューを駆使して書いてました。慣れてなくてイライラしてスマホをベッドに放り投げた記憶があります。
今の状況が落ち着いたら宮古島に行って仲宗根豊見親と呼ばれた玄雅さんのお墓に行きたいと思います。

相変わらず長い。
ここまでおつき合い頂いてありがとうございます!Twitterなどでは言うタイミングがわからなくて言ってないのですが、ハリネズミたちの距離はコンテストに応募してるので中間に残るといいな……の気持ちです。
とっても楽しくかけた作品なので今でも満足してるのですが、せっかく応募したので人に評価される作品に仕上がってるといいなぁ……とぼんやり思ったり思ってなかったり。
話ががらりと変わりますが、表紙を描いて下さった佳宵伊吹さんには本当に本当にありがとうございますの気持ちです。
素敵な表紙を描いてくださって、しかも依頼のお礼にと色紙まで送って下さって……大事に飾ってます。机の目立つところに飾って創作してる時は常に目に入って、頑張ろう!と思えてます。
知世と玄雅をとても可愛くかっこよく素敵に描いて下さってます!お気に入りすぎる。

あと、私は長編は必ず番外編が書きたくなる性分のようです。ハリネズミたちの距離も番外編をちまちま書いてるのでそのうちどこかに投稿します!本編は一度終わっていますが、そちらもおつきあい頂けると飛び跳ねて喜びます。
これからもハリネズミたちをどうぞよろしくお願いします!

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