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言ってはいけない(おとなの事情)

テレビの業界では、公の場で言ってはいけないことがあるらしい。
ジャニーズの性加害問題はその一つだったが、それが最近では普通に報道されるようになってきた。今まで「陰謀論」とされてきたことが、実は本当だったという事例が増えてきたように思う。

日航123便墜落の真相

いつもは「食と健康」の話をする「よしりん」こと吉野敏明さん。
今回は異色の組合せ、経済アナリストの森永卓郎さんとの対談。

対談② https://www.youtube.com/watch?v=CGKrlRlRcU4

対談③ https://www.youtube.com/watch?v=2BrDamQ_-qg

対談の中身を簡単にまとめると、
・(圧力隔壁の金属疲労が原因ではなく)自衛隊による何らかのミス(誤射)によって123便の尾翼が損傷
・当初、墜落地点はわかっていたが政府やメディアは発表せず
・米軍横田基地への緊急着陸・受入れ体制はできていたのに政府が拒否
・最後は2機のファントム戦闘機が日航機を撃墜?
・墜落現場の異様な惨状(航空燃料火災ではあり得ない炭化した遺体など)
・政官・マスコミ挙げての隠蔽工作
・ボーイング社および米国政府に対する莫大な「借り」
・その結果が「プラザ合意」「日米半導体協定」を始めとする対米盲従路線

日航123便墜落については、あれが単なる事故ではなく「事件」だったということはネット界隈に詳しい人々の間では有名な話だ(私が知ったのは10年ぐらい前だろうか)。諸説あるが、証言者の話なども考慮すると、森永さんの言っていることはかなり核心を突いているのではないかと思う。

こういう、一見突拍子もない話は、にわかには信じがたいだろう。noteにも、「こういう陰謀論者がまだいるww」みたいな記事をよく見かける。世間で「頭のいい人」と言われる部類の人(あるいは自分でそう思っている人)が、こういう記事を書くのかもしれない。

だが、日航123便の報道を見て、起きている事象を追っていけば、どうも不自然な話が多いのだ。そこを無視して陰謀論だと決めつける人は、政府やマスコミの言う事が正しいという思い込み(確証バイアス)にはまってないだろうか?

これ、どこかで見た景色だ。例のコロワク薬害問題そっくり。

幾何学・数学の世界では、証明するまでもなく正しいとされるのが「公理」だ。「政府はウソをつかない」を公理とするならば、世の中で起きている不可解な事象はみんな陰謀論に見えるだろう。

逆に、「政府や公的機関の言うことは全部ウソだ」を公理とすれば、あらゆる不可解な事象を政府の仕業と結びつけることになる。それはそれで「トンデモ系」であり、まさに「陰謀論者」の世界だ。

何が言いたいかというと、「絶対的に正しいものはない」ということ。何かを絶対視した瞬間、思考停止に陥る。間違った前提からいくら論理的に考えても、間違った答えしか出てこない。決めつけずに、腑に落ちない点は納得するまで自分で調べるほうがいいと思う。

https://mathlandscape.com/definition-and-theorem/


おとなの事情

話は変わるが、私は過去20年ぐらいに渡ってメーカーの品質保証・品質管理の仕事をしてきた。長いことこういう仕事をやっていると、大きな品質問題にも遭遇する。そのたびに苦労するのが顧客対応だ。

顧客は「発生原因」「対策」「今後の発生予測」について、納得のいく説明を求める。当然だろう。だが、こちらは真因もわからないまま手探りで調査を進めている段階。それでも相手に報告するのに「何もわかりませんでした。」では済まされない。

社内は騒然とし、雰囲気も険悪なものになってくる。その中で原因究明・対策推進するのは正直きつい。

対応を誤ると、顧客が過度に心配して逆に対策が遅れたり、風評被害も含め、信用を失ったりするリスクがある。ようやく真因らしきものにたどり着いても、「さすがにそれはお客さんには言えないだろう」という意見も出てくる。そこで「顧客が満足するストーリー」を考えるのに多大な労力をかけたりする。

・・・というようなことを振り返ると、当時の日本政府にも本当のことを言えない「おとなの事情」があったであろうことは容易に想像がつく。会社を政府、顧客を国民と置き換えるとわかりやすい。当時は今と違って自衛隊への風あたりが強く、存在自体が憲法違反みたいな風潮だった。ここで自衛隊のチョンボだと知れると、一気に自衛隊解体論がエスカレートする、などと考えたのかもしれない。そしてひねり出した苦肉の策が「圧力隔壁の金属疲労説」だ。

おそらく当時の中曽根首相が肚をくくって隠蔽工作を指揮したのだろう。そのツケは結果的には高価なものについた。「A級戦犯」という言葉は彼のような輩のためにある。

中曽根に比べれば岸田首相はまだましなほうだ。SNSなどでは無能呼ばわりされているが、彼は馬鹿ではない。やっていることが日本国民のためにならないことは百も承知。日本の官僚機構も侮ってはいけない。我々が手にすることのできる程度の情報は彼らも容易に入手できるし、彼らしかアクセスできない情報もある。わかった上で、情報をコントロールしているのが彼らだ。なぜかというとアメリカに頭が上がらないから。上記背景を知れば、納得できるのではないかな?


追記:「おとなの事情」はアメリカにもある

おかしいのは日本だけではない。アメリカの公的機関もうそをつく。
本当のことを言うとパニックが起きて金融危機や株価暴落になるからか?
大統領選挙の年に景気後退になるとバイデンの再選に影響するからか?

米国の雇用統計がデタラメだった件:
https://www.youtube.com/watch?v=Cb-h3iu2T5U&t=204s

グラフの上側が当初の政府発表値、下側が実際の値
市場は雇用状況を読み違えている可能性が高い


市場関係者は政府の速報値には敏感に反応するが、何ヶ月も後に出た修正データにはあまり関心を示さない、というのが実情。皆が本当のことに気づいた頃が「終わりの始まり」だろう。

追記2:変化の予兆?

森永さんの本が出版されてベストセラーになること自体、なにか大きな変化の予兆のような気がする。日本が衰えたのは少子高齢化が原因ではない。「少子化」は国力低下の「結果」ではないだろうか?
ウィキリークスのジュリアン・アサンジ氏が釈放されたことをきっかけに、世の中の真実が表に出ることを期待する。
https://note.com/mofuneco/n/nfc19f001ba54

日本も、今まで隠されてきた様々な闇の部分が暴露され、多少なりとも世の中が良い方向に向かってくれればと切に願う。

私がテレビやラジオなど、メディアの仕事をするようになって四半世紀以上が経過した。その経験のなかで、メディアでは、けっして触れてはいけない「タブー」が3つ存在した。
(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件
この3つに関しては、関係者の多くが知っているにもかかわらず、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるというオキテが存在する。それだけではなく、世間から非難の猛攻撃を受ける。下手をすると、逮捕され、裁判でも負ける。
だから、賢い人はそうした話題には最初から触れない。知らぬ存ぜぬを貫くことだけがメディアに出続けるために必要なことだからだ。ただ、私はそうした態度を取ることができない性格だ。

森永卓郎著「書いてはいけない 日本経済墜落の真相」まえがきより



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