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あなたの文章はあなたにしか理解できない。

本を書いていると調子が乗ってきて
ドンドン書けることがよくあります。

特に
自分が好きなこと
自分が得意なこと
を書いているときは

書くことに没頭して
時間がたつのも
忘れてしまう事もあります。



でもその文章
あなた以外の人が読んだ時
理解できるでしょうか?


あなたは自分の好きなこと
得意なことなので
知識も経験もあります。

なので
専門用語や固有名詞などは
理解できているでしょう。

しかし
予備知識のない読者は
何を言われているかわかりません。


逆にあなたが知らないこと

例えば英会話を覚えたくて
英会話の本を読んだ時に

専門用語や固有名詞が
いっぱい出てきたらどうしますか?

私なら読むのをやめて
違う本を探します。


つまり読んでもらえなくなる
ということです。

お金うんぬんは別にして

せっかくがんばって書いた本なら
誰かに読んでほしいですよね。

ならば誰にでも
わかりやすい文章にしなければいけません。


では
具体的にどうするのか?

それは
1,専門用語を使わない
2,漢字を少なくする
3,子供にもわかるように書く
この3つです。


まず、
1,専門用語を使わない

これは全く使わないのでありません。

ほかのやさしい言い回しにできるのなら
そうするということです。

例えば

「フォロワー」は
いつも見てくれる人
「アクセス」は
何人見に来てくれたか

という具合です。

これは極端な例ですが
それくらいやさしく書こうと
いうことです。

どうしても
専門用語を使わなくては
ならないときは
解説をつけましょう。

私の本でいうと
「確定申告」という言葉が出てきます。
この言葉は使う必要があるので

確定申告(今年収める税金の額を
決めてもらうために税務署に
去年の収入とかかったお金を
知らせる手続きのこと)

という風にしています。

これなら「確定申告」が何か
知らない人でも何となく
想像できます。


面倒ですが
あなたが知っている言葉は
一般の人は知らないと思ってください。


次に
2,漢字を少なくする
これも大事です。

多くの人が
パソコンを使うようになって
漢字を書けなくなっています。

当然、記憶に残らないので
読むときも
読めなくなっています。

むつかしい漢字が多いと
読むのが面倒になって
やめてしまいます。

典型的なのが
お役所の公文書です。

言い回しもそうですが
見たこともない言葉や専門用語が
むつかしい漢字で書かれています。

あとは
取扱説明書ですね。
あれも難解です。

どちらも
わざと読まないように
仕向けているとしか思えません。

ああなってはおしまいです。

漢字はやさしいものを
適度に使うのがよいでしょう。


さて、最後は
3,子供にもわかるように書く

ライティングの世界の名言に
「小学五年生にわかるように書きなさい。」
という言葉があります。

つまり

小学校高学年程度で習う
漢字やことわざ、言い回しで書かないと
一般の読者には
読んでもらえませんよ。

ということです。

これは漢字だけでなく
横文字にも言えます。

パソコン用語でいうと
「ストレージ」「SSD]
「マザーボード」「CPU」
など

知っている人には常識ですが
知らない人には何のことかわかりません。

そんな人たちが理解できるように
文章を書けという意味です。


大事なのは
あなたの本を読んでくれる大事な読者に
あなたの言いたいことがきちんと
伝わることです。


そういう気持ちで本を書くと

スクリーンショット (57)

このような評価をもらえるようになります。
うれしいですよね。


まとめると
1,専門用語を使わない
2,漢字を少なくする
3,子供にもわかるように書く
ということは

あなたが読者になった気持ちで
誰にでも
わかるように書きましょう。

ということです。


【すべては読者のために】
このことを覚えておいてください。





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