見出し画像

古民家のリノベーション工事 その3  土間打ちは大変(><)

お風呂の排水管を埋めるのに土間の端の方を
30cm幅で5mほど深さ20cmで掘り下げました。

そこに排水管をお風呂と洗面所からつなげて
外の下水管につなぎます。

ここまでは水道屋さんの仕事です。
上下水道工事をするには資格が必要で
公共の工事などは指定業者しか出来ないそうです。

まあ、自分でやって後で水漏れや配管つまりなど
不具合が出たら困るのでプロにやってもらいました。

排水管が設置された土間を水平にするには
コンクリートで埋めてならさなければなりません。

ところでセメントとコンクリートの違いって知ってますか?

私はセメントはブロック塀を作ったりする材料で
コンクリートはビルを作るものだと思っていました。

でも実際はセメントはコンクリートの原料で
セメントと砂を混ぜて水で溶いたものをモルタルと言い
モルタルに砂利を入れて強度を増したものがコンクリートだそうです。

コンクリートを使う特は鉄筋を入れる事が多いので
鉄筋コンクリートと言う言い方をするとの事。
聞いたことありますよね。

なので今回はモルタルになります。

どのぐらいのセメントと砂が必要なのかわからないので
左官屋さんに聞くとセメント5袋、砂15袋は必要との事。

正直、そんなに必要なのか? と思いましたが
プロが言うのでホームセンターで買ってきました。

トロ船と言う四角い箱(金魚すくいで使うような)に
セメント1袋:砂3袋の割合で入れてよく混ぜます。
ここでサボると上手く出来ないそうです。

良く混ざったら水を少しづつ入れて練っていきます。
水も入れすぎるとシャバシャバになってしまい
ダメだそうで少なすぎると思うぐらいがちょうど良い様です。

ここからスコップでひたすら練っていくのですが
普段やらない運動なのでとてもとてもキツイ!
翌日の筋肉痛はまちがいないです。

なんとかモルタル状に出来たので
配管の上から埋めていきます。

モルタルを作っていて気が付いたのですが
思っていたより少ない量しか作れません。

セメントと砂を混ぜると細かい粒子の間に空気が入っているらしく
そこに水を加えると空気が抜けて水が入り
見た目にも少なくなっています。

確かに沢山のセメントや砂が必要なはずです。


さて、出来たモルタルを配管の上から流し込んでいき
土間と水平になる様に鏝(こて)でならしていきます。

この作業はなかなか楽しいですね。

一通り綺麗にならしたら後は1時間ほど待ってから
浮いてきた水を拭き取れば完成です。

重労働でしたがなんとかできました。

左官屋さんに「この仕事大変ですね。」って言ったら
「機械で練るからそうでもないよ。」って。

そりゃそうだ。
毎回人力でやってたら死んでしまう。

当たり前の事に気が付かされました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?