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コミコンとエミーとコムキャスト | mofi ニュース

次々に続編が作られるのには、やはり数字の裏付けがある。そんな理屈を証明する週末興行をおさらいしつつ、フランチャイズ欲と名誉欲に溺れるハリウッドの名物イベントたちの動向を追う。スト発生の前兆も?

【興収:7月第4週】「イコライザー2」が「マンマ・ミーア!2」を抜き予想外の首位獲得

デンゼル・ワシントン主演のアクション映画の続編「イコライザー2」が、こちらもスター勢揃いの続編映画「マンマ・ミーア!2」を打ち負かした。前者はR指定にも関わらず$35.8Mを記録。後者は$34.4Mと僅差の敗北だった。先週一位だった「モンスター・ホテル3」が3位で粘る反面、2位だった「スカイスクレーパー」は7位まで後


【ビジネス】コムキャストがフォックス買収を断念 ディズニーに道明け渡す

これにより、ディズニーによるフォックス買収が決定的となった。一方のコムキャストは、欧州で大きなシェアを持つケーブル局SKYを手にするべく、フォックスと買収競争を続ける模様。フォックスの背後にはディズニーがおり、こちらも決して無関係な争いではない。(O)


【コミコン】サンディエゴ・コミコンまとめ 注目の予告動画集

注目はレジェンダリーが手がけるゴジラの続編「Godzilla: King of Monsters」に、DCユニバースが送る期待の2作「アクアマン」「シャザム」の両スーパーヒーロー映画。ほかにも「シンプソンズ」クリエイターの「Disenchantment(原題)」にも期待大。ディズニーも、一度CNでキャンセルされたCGアニメ「クローン・ウォーズ」をストリーミング向けに継続することを発表した。(O)


【賞レース】エミー賞ノミネート作発表 全候補作一覧

昨年に続き「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン2が20部門でノミネート。ノミネート数最多は「ゲーム・オブ・スローンズ」の22部門と、「ウェストワールド」の21部門。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「THIS IS US 36歳、これから」も名を上げるほか、「Killing Eve(原題)」ではアジア系アメリカ人としてはじめてサンドラ・オーが主演女優賞にノミネートされた。コメディ部門では「The Marvelous Mrs. Maisel(原題)」と「Atlanta(原題)」が対決する模様。(O)


【配信】ネットフリックス、SiriusXMとコメディ専門ラジオ局を開設

新設の衛星ラジオ局には、ネットフリックスのオリジナルとして配信されている既存の番組の音声が放送されるほか、新規のオリジナル番組やタレントのコンテンツも投入されるそう。(O)


【ビジネス】米映画料金、過去最高平均価格更新 第2四半期は$9.38

第1四半期と比較すると、$9.16から22¢増。2017年の第2四半期とでは44¢増という数字。なお、2018年の全米興行収入総額は9.6%増。観客動員数も2018年前半は5.22%増と調子がいい。「ブラックパンサー」の大ヒットに反して第一四半期が興行で苦戦した一方、第2四半期は「アベンジャーズ」「ジュラシック・ワールド」などの続編ものが大枚を稼いで好調を記録した。(O)


【労働争議】全米俳優組合、TVアニメーション業界へのスト行使を承認

これはストライキを決行することを意味しているわけではなく、組合がストライキの「決定権」を組合員たちから取得したことを指すニュース。ネットフリックスをはじめとしたニューメディアで急増するアニメーション作品への正当な権利を主張する動き。なお、アメリカのアニメーション組合も、8月に切れる契約の更新に向けて交渉の準備を進めている。(O)


【社会】女性レビュアーの少なさが女性アーティストの台頭を阻害 研究示す

紙、ウェブ、そして放送媒体に登場する映画の批評家たちのうち、68%が男性だということを、サンディエゴ州立大学の教授が統計で明らかにした。この分布が、女性アーティストや女性を主人公に据えた作品の存在感を薄める危険性があるという。4,111本のレビューのうち、紙媒体では70%、ウェブ関係では69%もの割合で男性が紙面を埋めているのだそう。(O)

著者小原康平 / 初出:2018/07/23  第214号
有料メールマガジン「Ministry of Film - ゼロからのスタジオシステム」より

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