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See You Space Cowboy... | mofi ニュース

日本もハリウッドも、アニメーションがアツイ。目玉はタイトルのエンド・メッセージで知られる、アノ作品だ。(掲載:mofi 第230号 2018/12/03)

【興収:12月第1週】同じ顔ぶれが上位をキープ 『シュガー・ラッシュ:オンライン』トップ

年末のクリスマス興行とのはざまだからか、毎年この時期の興収は伸びないのが通例。とはいえ『シュガー・ラッシュ』続編が$25.8Mと好調で、首位の座を維持。2位にはベネディクト・カンバーバッチ主演のアニメーション映画『グリンチ』が再び$17.7Mと盛り上がり、2位。『クリード 炎の宿敵』は3位に落ちたが、『ロッキー』フランチャイズの意地を見せた。(O)


【映画】中国市場は『クレイジー・リッチ!』不発 初週でたった$1M弱

日本での興行も芳しくなかった『クレイジー・リッチ!』だが、中国での不発も「アジア人」と「アジア系アメリカ人」との価値観の違いを浮き彫りにする良い例。アメリカが求める多様性のあり方と、アジアを中心とした多くの国々のそれとの間には大きな差があるものだ。それが数字となって現れた。週末興行でたった$1M弱とはよほどの反応だ。(O)


【ビジネス】『カウボーイ・ビバップ』Netflixにて実写ドラマ化 渡辺信一郎監督が監修

これまでの日本IPの海外展開について報じられている数々のニュースでも、ひときわビッグなタイトルだ。全10話、渡辺信一郎監督が監修するとの報には期待が持てる。(O)


【ビジネス】『ブレードランナー』アニメ企画が進行中 神山健治監督と荒牧伸志監督が手がける

アルコンが復活させたカルト映画の続編『ブレードランナー2049』は、一大フランチャイズのはじまりとなるはずだった。しかし興行の不振ぶりから、直接の続編を製作することにはブレーキがかかっている。アニメ企画の進行の背景と言ってもいいだろうが、きっかけはどうでも良い。強烈なタイトルに日本人アーティストたちが絡むことそのものに意義がある。(O)


【企画開発】ギレルモ・デル・トロ監督、製作が頓挫した脚本17作品のタイトルを公表

「開発期間にして各作品1年あまりが費やされている」ため、実質的に「タイトルの本数分の年数が水泡に帰している」と彼は言う。デル・トロ監督のヴィジョンには金額が嵩むコンセプトが多く、スタジオもおいそれとグリーンライトを灯せないのが実情ではあるだろう。制作費を数百億円費やすのが当たり前のように思えるハリウッド映画だが、企画開発のシビアさはこうしたところで滲み出る。(O)


【#metoo】ニール・ドグラース・タイソン 3件のセクハラ糾弾に対して返答

天体物理学者として数々のテレビ番組に出演し、アメリカで絶大な人気を誇るタイソンが、このほど三人の女性からセクハラの糾弾を受けた。これに対し、タイソンはフェイスブックで長文の声明文を公開。全文を読むと、彼の人となりがわかるだけでなく、本人が第三者機関による調査を前向きに受け入れるつもりであることを打ち明けている。これは公正な検証で結論を出すのが筋。(O)

編纂小原康平 / 初出:2018/12/03 第230号
有料メールマガジン「Ministry of Film - ゼロからのスタジオシステム」より

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