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ROUTE06の広報、振り返りとこれから

こんにちは。ROUTE06のmizonoです。あっという間に、ROUTE06に入社して2年が経ちました。

バタバタと毎日が過ぎていく中で機を逸していたのですが、この節目のタイミングでROUTE06の広報が何をしているのかについて、言語化してみたいと思います。

ROUTE06について

エンタープライズ向けビジネスAPIプラットフォーム「Plain」を通じて、大手企業のビジネスモデル変革やデジタル事業の立ち上げを支援しているスタートアップです。

一言でいえばDX支援ですが、デジタル活用によって大手企業が持っている既存資産を増幅させることや新たな売り上げを作ることに軸足を置いていることが特徴です。

私のバックグラウンド

Sansan株式会社に新卒入社して債権回収業務やBtoB営業を経験後、ブランドコミュニケーション部に所属して広報を約5年担当しました。急速に成長していく市場と組織の渦中で試行錯誤した日々はとても刺激的でした。

PRという仕事が好きで、前職在籍中にはPRプランナー補の資格を取ったり、嶋ゼミ(9期)に参加したりしていました。

<前職で主に行ったこと>
メディア対応(TV、ウェブメディア、地方紙開拓)/プレスリリース作成(プロダクト、社内制度、調査リリース)/記者会見の企画・運営など

チーム構成と社長室について

ROUTE06の広報はコーポレート本部に紐づく社長室に所属していて、社長室は代表、室長、デザイナーと広報(私)の4名で構成されています。

社長室は中長期的に価値を持つアセットを積み上げていくこと、ROUTE06の核となるブランドを築いていくことを目指して日々さまざまな取り組みを進めており、広報もそのためにできることを日々模索しながら発信を作っています。

ROUTE06の広報が行っていること

毎日の定型業務があるというよりも、その時々で発生するやるべきことをやったり、実現したい未来を引き寄せるために企画して発信を作ったりということが多いです(スタートアップ広報あるあるでしょうか)。

実際にどんなことをしているのか、かいつまんでご紹介します。

1. プレスリリース

ROUTE06の広報業務の特徴の一つに、お客様とのプロジェクトに関するプレスリリース作成があげられます。

ROUTE06はドメインを限定せずに事業展開しているため、プレスリリースを書く際にはそれぞれのドメイン知識を得るところから始めます。プレスリリース作成に着手するときは大抵「OMOって何だろう…」「鉄鋼業界の素材サプライチェーンとは…」と手探り状態です。

また、開発するプロダクトもプロジェクト毎にすべて異なるため、エンタープライズの複雑な商流の中で、顧客企業の持つ優位性やアセット、何がプロダクトのキーとなっているのかを、プロダクト開発を主導するプロフェッショナルサービス本部のメンバーに教えてもらいながら都度キャッチアップしていきます。

プロジェクトの全体像を把握することに加えて「このプレスリリースを通してお客様の事業をどう後押しするか」、そして「ROUTE06として伝えるべきことはなにか」という複数の視点で、盛り込むべき画像やその他のチャネルの発信(オウンドメディアでのインタビュー等)を決めていきます。

尚、広報が一人で作り上げているわけではなく、構成の大枠を決めたあとは代表の遠藤さんや社長室のメンバーに壁打ちさせてもらいながら全体の精度をあげていきます(遠藤さんからのフィードバックやドキュメント修正をいかに減らせるかが、自分の成長を図る上でのバロメーターになっていたりします)。

プレスリリース発表は、プロフェッショナルサービス本部のチームがこれまでお客様と構築してきた信頼関係あってのものなので、それを損なわずに良いものを作るという緊張感もあります。

2. コーポレートサイトのオウンドメディア

昨年夏にリニューアルしたコーポレートサイトにてオウンドメディアの運営を担当しています。掲載する記事は、オリジナルインタビュー、外部寄稿、社長室メンバーによる寄稿の3種類です(2023年5月現在)。

オウンドメディアの目的はいくつかありますが、私個人としては「変革のために組織内で戦っているイントレプレナーを応援したい」という気持ちが上位にあるので、それにつながるような企画を進めることが多いです。

顧客インタビューはプロフェッショナルサービス本部の起案で始まったものです。実際にお客様と二人三脚でプロダクト開発を行っているメンバーが入ってくれることによって、よりリアルな手触りのあるお話を聞くことができ、手前味噌ですが良い記事が生まれる座組になっているんじゃないかと思っています。

オウンドメディアには社長室のメンバー自ら記事を書くこともあり、リサーチ能力、文章作成能力が鍛えられます。他に本業があるにも関わらず、室長は3記事、デザイナーさんは2記事書いており、しかも内容が示唆に富んで面白いのでただただ尊敬しています。私は1記事しか書いていないので肩身が狭いです(冗談です)。

3. note

noteでは、主に採用候補者の方を意識した記事づくりを行っています。

ROUTE06は事業柄堅いイメージを持たれやすいので、noteでは少しくだけた情報やメンバーそれぞれのらしさや雰囲気を伝えることを意識して、どんな記事を作るかを企画しています。

文章を書くのはもちろん、社内アンケートの実施・集計やメンバーの撮影なども広報が担当しています。マンパワーでやってしまっているので、外部のライターさんとの連携を増やしていきたいと考えているところです。

サムネイルや記事内の画像はデザイナーさんが担当してくださっており、記事のクオリティがぐぐっと上がるので本当に助かっています。

4. その他

フルリモート組織であるROUTE06の社内コミュニケーションや社内発信についても、社長室で担当しています。

その一環として、今年1月に開催した新年会ではPeople部と連携しながら企画・運営を裏方として行いました。また、フルリモートだからこそ手触り感のあるものを届けたいという気持ちからデザイナーさんと協力して社内報の発行なども行ったりしています(次回は未定)。

振り返ってみて

社長室及び広報は会社を代表して発信を行う役割なので、当然ですがその分求められるレベルも高いです。また、朧げながら見えている「ROUTE06ならでは」の核をさらに形作っていくために、ブランディングについても考え続ける必要があります。

「できるかどうか」ではなく「必要なことを学びながらやる」環境で、「できないと思ってたけどやってみたらできた」という経験がこの2年で積めているのはありがたいなぁと感じます。

と、自分はできている風に書いていますが、今でも「全然わからん!!」と毎日なりますし特に最初の1年は本当に何もできなくて落ち込んだり焦ったり空回ったりすることばかりだったことをここに書き添えておきます。

これからやりたいこと

目下やっていきたいと考えているのは「エンジニアリング文化に根ざした広報業務の仕組み化」です。

ROUTE06は、エンジニアリング文化に根ざした組織づくりを目指しています。エンジニアリング文化というと定義が広くなってしまうのですが、これはオープンソース文化にも言い換えられそうで、つまるところ情報の透明性が高く知見がオープンに共有されていることだと私は理解しています。

クレドにも「06-committers/チームで紡ぐ」という指針があります

足跡が簡単に辿れる世の中だからこそ一貫性のある情報の蓄積が大切になっていくことを考えると、一般的な広報においても情報の透明性への意識が重要になっていくように思います。

ROUTE06の発信では、キャッチーさやバズというよりも、きちんと伝わるかどうか、会社に対する信頼につながるものかをこれまでも重視していますが、社内における仕組みについてもそれを反映させる取り組みを実行していきたいです。

言うは易しではありますが、まずは社内外に発表した情報の背景や、なぜ行ったのか、その結果どうだったのか、という仮説から振り返りまでがドキュメント化され、その導線が社内に明示されていることが第一歩かなと想像しています。

ROUTE06では社長室含めたすべての部署がGitHubのIssueでそれぞれのプロジェクトを管理しているので、Issueを用いた仮説と振り返りのドキュメント化と導線の整備を進めたいと考えています。

余談ですが、オープンソース文化の理解にあたって社内のエンジニアさんにおすすめしてもらった「Working in Public」を最近読み始めました。

こういったリサーチや勉強のための書籍購入には無制限で補助がでるので、「学び続けられる/学ぶしかねェ」環境があるのもROUTE06の特徴かもしれません。

らしさを積み上げ、ならではをつくれる組織へ

個人的に、PRというのは「こう変われば世の中が良くなるはず」と信じて、それを実現するためにあらゆる企てを行う、希望に賭ける仕事だなと思っています(カンヌライオンズの受賞作などを見ていても、世の中を前に進める取り組みが多いことに気がつきます)。

私自身も、ROUTE06が作っている事業組織や働き方が、世の中のモデルの一つになることで社会が少し良くなるのではないかと信じてこの仕事をしています。

社内のオペレーション作り、危機管理などの守りの部分、そして世の中とROUTE06をつなぐこともまだまだ道半ばですので、ROUTE06の広報に興味を持ってくださっている方がいれば、ぜひ一緒に実現していきたいです!!

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