平和の背中 氷とラフロイグ15年と・・・と
出鼻をくじかれて家呑みとなった
まあ 梅雨空を眺めながらの一杯も悪くないはずだ
タコのマリネも旨い
「あ~あ せっかく痩せたのに また戻っちゃう~」
「そだなあ 戻るだけなら いいんだがなああ」
背中を見せたまま、つい言ってしまった
『しまった』と思ったときには遅く
煌めきほどの 間があって
彼女は投げ出した足をぶつけてきた
「グエッ」
「なにが『グエッ』かしら まるで羽毛のような感触ざましょ」
「うっうん」
「そのよどみのある言い方が気に入らん」
両足の裏でで背中をキックしてきた
ただそれは キックと言うよりも マッサージに近く
踵をじんわりと背骨に沿わせている
小さな踵が心地よい
そして最後にわき腹を軽く『ツン』して終わった
「はい」
「うん?」
「交代 えへ お ね が い マイ スリーフェザー」
外は梅雨
今度は、真っ赤なワインの香りを楽しむ
ん?なに? そう勿論、間接でだよ^^
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