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コロナ・セルシャ・チロル

緊急事態宣言が出て早3週間が経ちましたね。コロナ疲れ、自粛疲れ、色々聞きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?そんな状況の中で私たちに出来ることは何かな?と息子が寝た後に夜な夜な夫と話していました。ミネラルショーが軒並み中止で見通しが立たないので、売る機会を失ってしまった商品をオンラインで売るのももちろん必要だし、石、ジュエリービジネス界隈はインスタライブがどんどん増えている。でも正直なところ、その増加が急激すぎてまだ慣れず、私はちょっと疲れを感じてしまっていたんですが皆さんはどうでしょうか。

そんな会話の中で出てきたアイディアが「SELSHA チロル」でした。よくクリエイティブな仕事をする人たちは「仕事は本気の遊び」と言いますが、楽しそうな事は思いつくとそれしか考えられなくなるタイプなので、その他にもやるべき事は沢山あるのに日々の業務の中にねじ込めました  笑。

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宝石をプリントしたチロルチョコ。こんなのがポストに入ってたらちょっと嬉しい気分になるよな〜って。「タダ」という言葉は安っぽいけど「ギフト」という言葉は暖かくて好きです。普段は買わない種類、あるいは買えない価格の宝石でもチロルチョコなら気軽ですよね。小さいお子さんがいる家庭は学校も習いごとも閉鎖でおうち時間が大変だとよく聞きますが、これはお子さんとも楽しめるかなとも思いました。

当選は60名で設定しましたが応募数がとても多かったので、見事なまでに同じサイズのルースケースで本物の宝石を入れて数を増やし、発送までの準備はなかなか大変でした。なんだかバレンタインの義理チョコをクラス全員分用意する気分というか、学祭の気分というか。でも全く苦ではなくむしろ私たちも楽しかったです。だから参加してくださった皆さんにも楽しんでいただけていたら嬉しいです。

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時を同じくしてこんな出来事がありました。MOEMI SUGIMURA の展示会が延期せざるをなくなったら、「展示会の時の渡そうと思っていたんです」と、息子へのプレゼントを用意してくださっていたお客様が何名かいらっしゃったんです。中には心のこもった手作りのものもあったり。これまでにもスタイやタオルやおもちゃなど、ロンロングッズを色々と頂いていたんですが、改めてありがたいなあと。先日も修理の依頼にマスクをおすそ分け、と同封してくれていたり。こういう時に ”GIVE” 出来る心の持ちようって大切だなと思ったんです。

マスクの供給が間に合わないと言われていた時期にたまたま目に止まったチェンマイの知り合いのFacebook。世の中の人々がマスクを巡って買い占めをしたり転売で儲けたりしている中で、チェンマイでは主婦達が協力しあって村人の分まで作っていたんだそうです。「奪い合うのではなく、与え合う。」という言葉がとても印象に残りました。だから私達も、「売る」でも「競争する」でもなく、与え合うことがしたいなと。

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このコロナに関しては置かれた立場によって感覚値が全く違いますよね。そのレイヤーを俯瞰して見れずに一色単に考えてしまう人が多いです。そういう人たちは不安や恐怖心に刈られ過剰に反応してしまっているように感じます。冷静に考えて、必要な情報も受け身ではなく自ら取りに行ける人が少ない。

この数週間で、やっぱり世の中が不安定になってきているなって感じる事がありました。これまで一度も無かったような嫌がらせに近い問い合わせがあったり、仕事とは別ですがコロナに対してヒステリーになっている人を目の当たりにしたり。よくツイッターで炎上、という言葉を聞きますが私自身はネット上であーだーこーだと批判をするような類の人たちとは無縁の人生を過ごしてきました。でもここへきてちょっとその雰囲気を感じます。

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世の中の多くの人がコロナ情報をテレビのニュースやワイドショーから偏って聞かされ、繰り返し報道される事で不安を煽られています。先日初めて手袋をしてさらにアルコール消毒をしている人を見ました。聞いてはいたけれど本当にいるんだ。アルコールは手に擦り込んでこそ効果があって、手袋の上では意味がないと感染症の専門家が言っているのを聞きましたが、それも正しい知識を知らないからこその恐怖心と思い込み。

テレビでは若者の無関心な行動が標的になっていますが、実はデータをとると外に出歩いているもっとも多い世代は50~60代だという調査もあったり、基本的にこの国のテレビの情報は操作されている事を理解しておかないと、自分はどうすべきかが見えてきません。

コロナはすぐに収まらない。長期化するのが濃厚ですが、1年も2年もずっと不安なままでいたら、ずっと自粛だったら、感染しなくとも別な問題が山積みになってきます。感染者数は毎日増えていくように見えますが、検査数が増えれば比例して増えるし、そうなれば実は致死率の数値は低くなる。

経済を止めてしまう事のリスクと、医療崩壊のリスクと、感染者を減らす努力。どれか一つに偏らせる事は出来ないからどこかでバランスを取らないといけない。そんな時自分は何をするべきか?私も日々考えています。

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こんな中で出来る事。SELSHA でもまた新しい試みをしてみようかなと思っていますが、Jewellery の方では《 オンライン展示会 》を開催します。出産後初めての展示会は新緑が芽吹くこの季節に開催したいと思い、誕生石でもある翡翠やエメラルドを中心としたグリーンをイメージカラーに準備を進めてきました。

このような情勢で実現出来なかったことはとても残念ですが、今回表現したかったことを少しでもお伝えできればと、5月4日~31日の期間限定でウェブサイト上に【2020/Summerオンライン展示会】というをカテゴリーを設け、テーマに沿ったアイテムを集めようと思っています。商品の数は個展に比べれば遥かに少ないですが、実際の展示会の雰囲気をここからでも感じていただければ嬉しいです。(5月4日公開予定)

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♦︎Jewellery MOEMI SUGIMURA ♦︎ Website/ Instagram/ Facebook

♦︎天然石ショップ SELSHA ♦︎ Website / Instagram/ Facebook




















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