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アーティストを支援するサブスク型ドネーションサービス『HACKK TAG』に登録しました

株式会社IDEABLE WORKS 様が昨年からスタートさせた、サブスク型のドネーションサービスに登録させていただきました。 

各所でサブスク型のアートサービスが増えてきた昨今ですが、考えた末、将来的な制作活動の継続により直結していきそうな、こちらのサービスに登録するに至りました。HACKK TAGサービス概要​はこちら

昨年の「濡れた地蔵PROJECT」というアートユニットの展覧会で、ドネーションボックスを設置した際、思いの外反響をいただいたきました。ドネーションくださった方々には本当に感謝を申し上げます。
以下その際に記したこととも内容が重複しますが、改めてこのようなサービスに登録した経緯を以下に記載したいと思います。

ドネーションサービス登録の経緯

いつも展覧会の度に、作品購入以外の形で応援し続けてくださる皆様のことが気にかかっていました。
ギャラリー企画の展覧会等で作品を買っていただけることは、私たち作家にとっては本当に特別で光栄でとても嬉しい経験ですし、それ自体が作家としてアート界での実績になっていきます。無論、この領域は作家として諦めずに目指し守ってゆきたいものだと思っております。

しかし、何万円もする作品を買うことはできなくても応援したいと思ってくださっている皆様、展示空間や作家活動全般について価値を感じてくださる皆様、もう少し作品が育つのを見守りたいと思ってくださる方々、そんな思いにいつも支えられている事実を、無視することもできずにいました。
そして、そういった思いを寄せてくださる皆様に、「作品を買えなくて申し訳ない」と思わせてしまうことに、常々私たち作家も逆に申し訳なさを感じています。
この申し訳ない合戦をなんとか打破できないものか、、、とずっと考えてきました。

いうまでもなく、1年また1年と美術家を続けて行くのは、経済的にも精神的にもそう簡単なことではありません。
特筆するつもりはないのですが、例えばアーティストが出産・子育てで大々的な活動をお休みせざるを得なくなった時、再び制作の時間を取り戻していけるかどうかは、例えばこんなサービスを通して応援し続けてくださる方がいるかどうかによって、そのモチベーションは大きく左右されるような気がしています。もちろん女性作家に関わらずですが、あらゆるライフステージにおいて、自分のやる気だけでは継続が困難になることは、多々あるでしょう。(現に今までもありました。自分のやる気だけで続けて行けるというのは理想ですが、それ自体はやはり”理想の作家像”のような気もします。)

そんな中、毎回足しげく展示を見に来てくださる方々、何年も継続して成長を見守ってくださり、応援してくださる方々がいてくださるからこそ、私は辞めずにここまで来られたと心から思います。また1年後3年後10年後も制作を続けていこうと思えます。

プラン内容と種類

そんな方々からいただく想いの受け皿として、大変恐縮ではありますが、この度¥1000/月と¥3000/月の2種類のドネーションプランを、HACKK TAGにてご用意させていただくに至りました。
ご支援いただく皆様には、細やかではありますが、制作過程を垣間見れるようなリターングッズをご用意させていただきました。またこちら限定で、特価でお引き受けするオーダー制作のプランもご用意しております。

こういったサービスがこれからの時代、特に日本においてどんな形で受け入れられていくのか、また受け入れられることはないのか、まだまだ未知数です。そんな世の中の行く末を、こういったツールを通して見届けることにも興味が湧きます。

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ぜひ一度ご覧くださいませ👇👇👇



町田藻映子 Moeko MACHIDA
京都市立芸術大学大学院絵画専攻修了。「生命とは何か」を主題に、岩石やそれに関わりの深い生物・人の文化に焦点を当てて絵画制作を行う。かねてより、身体を通した主題へのアプローチを重視し、コンテンポラリーダンスと舞踏を学ぶ。「京都府新鋭選抜展2021」(京都文化博物館、2021 年)、「ARTOSAKA WALL by APCA」(大阪、2020 年)出品。個展「寡黙なシグナル」(GALLERY b. TOKYO(東京)2021 年)「濡れた地蔵PROJECT 土居大記× 町田藻映子」(海老原商店( 東京)2020 年)、個展「生きる者たちを想う為」(GALLERY TOMO( 京都)2019 年)、「MoekoMachida Solo Show」(Marsiglione Art Gallery(イタリア)2017 年)等を開催。「シェル美術賞展2018」( 東京) 入選。

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