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変圧器の返品で揉めた話

以前に購入した、布団乾燥機。日本のAmazonさんからの購入で、驚くほどスピーディに我が家にやってきました。

が。合わせて購入した変圧器(過去に記載あり)が、どうも良くなかったようで。購入時の記載には載っていなかったのですが、届いてみると中国製でした。(中国製でも良いものもありますけれども。)梱包はしっかりと丁寧にされていました。

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さて、この変圧器ですが、1階での試運転はうまく動きました。でも、寝室のある2階で使おうとすると、スイッチをオンにした瞬間にブレーカーがぶちっと落ちるのです。

我が家のブレーカーは、1階はキッチンもあるので20アンペア、2階は16アンペアとなっています。始めは「じゃぁ、2階のブレーカーを大きなアンペア対応のものに変更しないとね。」と言っていたのですが、夫が「ちょっと待って。16アンペアのブレーカーが落ちることの方がおかしいのでは?」と言い出し、知り合いの電気業者の方へ問い合わせてみました。

変圧器のアンペア数は表記では9,1アンペア。でも16アンペアのブレーカーが落ちるのは、「ちょっとおかしいかもね…」とのこと。「始動時に、大きなアンペアを必要としてしまっているのでは?」とのことでした。念のためにもう1人、電気専門の知り合いの方へ問い合わせて聞いてみても同じ返事でした。

改めて変圧器の表示なども見てみますが、その内容なら16アンペアのブレーカーが落ちるのは不可解であること、そして、どこにもEUの認証が見当たらないのです。

電気系ですし、EUの認証のないものを使用して、万が一火事にでもなったら、保険もおりません。夫と、この変圧器は返品して、別のEU認証のもので購入し直すことにしました。

ここからが…。

ドイツのAmazonを通しての購入でしたが、返品は販売元と直接やり取りして下さいとのことで、Amazonの、購入品に対しての返品の問い合わせメールから販売元へ問い合わせました。理由には「①16アンペアのブレーカーが落ちること」「②EUの認証が見当たらないこと」を記入しました。

返事は、「お客様都合の返品は、送料の負担をお客様へお願いしています。そして、新品のままである必要があります。同意される意思をご返信ください。返送先をお知らせします。」というものでした。英語とドイツ語で送られてきました。

そして、続けて「もしもそのまま商品を返品せずに手元に残す判断をされるのなら、8€の金券をあげます。商品は誰かに譲るなり、転売されてはいかがですか。」とあるのです。

んんん?!金券?!転売の勧めとか、ちょっとおかしくないですか?!

そもそも、私達側からすると「お客様都合」ではなく、「商品に不具合があるのでは?」という不安と、「EUの認証はどこに…?」という理由での返品希望です。それらを解決してくれるような返答でない限り、返品をこちら都合とされても納得がいきません。

ですから、再度返事に「返品希望に変わりはありません。返送先の住所をお知らせください。ただ、この2点(再度記入)を理由として返品希望をしており、送料を負担するつもりはありません。」と書きました。

すると、次からの返事は英語のみになり、知らせてきた返送先は、なんとチェコ共和国でした。添付で送られて来た、何処かから切り取ってきたような返送先の画像がこちら↓

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そして今回も「送料はお客様負担で」と書いてあり、「もしも返品を辞めて手元に残すのなら10€の金券をあげます。」とありました。

金券が値上がっています!!

試しに、DHL(郵便局の配送業)で、チェコ宛の送料を重さと大きさを基準に調べてみましたが、35€くらい(4000円以上)するようです。

こちらの返品理由を解決してくれるような解答もなく、返送料はこちら持ちで、送り先がチェコ共和国。金券の提示に至っては、なんのつもりでしょうか。。。

金券の金額以外に(笑)進展しない返信に、私はついイライラしてしまい、「返品希望に代わりなく、返送料を負担するつもりはありません。こちらの商品は安全性をチェックされた方が良いのではないですか?EUでの認証はあるのですか? こちらでの対応をAmazonと、消費者保護団体に相談します。」と強めに書いて返事しました。

そして、Amazonのお客様センターへ連絡。

これまでの経緯を話すと「返送料はこちらでお返ししますので安心してください。」と言ってくださり、「返送時の情報と、かかった送料を知らせるように。」と言ってくださいました。(その後Amazonさんが返送料について販売元と話し合うのだかどうだかは知りませんけれども。)

Amazonさんに連絡した事で販売元にもそのような連絡が入り、またメールが送られて来ました。そこには「問題の内容をお知らせください。故障であるならば、30€で現地の修理を依頼することもできます。」とありました。

購入したばかりの商品に、何故、私達が30€を負担して修理するのか?!!!

私からの返信は「問題の内容は何度も書いてお伝えしています。今後はAmazonさんと交渉しますから。」です。

すると、「私達はお客様に満足して頂けるように100%のサービスを目指しています。今回は、返品なしの全額返金で受け付けます。」とメールが来ました。

いや、返品はさせて頂きますけれども?

でも多分、送料負担してまで返品を受け付けると向こうに利益がでないのでしょうね。そもそもチェコの住所も何処か関係のない住所やも知れず(不信感)。。。

こうしてメールでのバトルを終え、お金は無事に返金されました。

揉めている間に、この変圧器のAmazonの販売ページを再度覗いて感想を見てみると、「最悪だ。返品ができない。ドイツに返送先がないんだ。」と星ひとつの記入が増えていました…。私達と同じ時期に、誰かも同じような問題に当たっているようです。。。

Amazonは大きな会社だからと安心していましたが、通販は気をつけないといけませんね。(Amazonさんは問題解決に素早く動いてくださいましたけれども。)

これからは「どこ製か?(今回の商品ページには記載なしでしたが記載なしはもう怪しいということで…)」「返品について(中国製ならドイツ国内でない可能性)」などを細部までしっかり確認して購入に進まないといけないなと反省です。

ああ、疲れた。



2021年2月27日




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