腎移植ドナー日記 2023年9月21日(木) 入院4日目
ごはんを心待ちにしていた日。
朝に検温血圧酸素飽和度測定
ご飯より前に採血
今日の予定の説明(採血 レントゲン)有り。
術後3日目。
今日から食事がとれると聞いている。
が、7時半になっても来ない。
どうしても食べたくて点滴スタンドを押して外に出る。遠くの方で配膳しているのが見え、数分後に我が病室へ。
おかゆ、プレーンオムレツ、アスパラとにんじんのソテー、小松菜のおひたし、牛乳。
白米はまだではあるが、おいしさに目が潤む。
昨晩1時過ぎから猛烈に食欲が湧きお腹が空いていた。
9時過ぎにレントゲンを撮りに行くよう指示が。
昨日は個室に機械を持ってきて撮影してくれたが、今日は自力で1階レントゲン室へ。点滴スタンドにカテーテルを取り付け、首からドレーンバッグと背中から入れている痛み止めをぶら下げ向かう。
立っていると腹筋を使っているようでお腹が痛む。病院内を移動するだけでじんわり汗が出る。今まで当たり前にできた機械に胸をつけ撮影の体勢を取るだけでしんどい。
自動音声の「息を大きく吸って、止めてください」「息を軽く吸って、吐いて、止めてください」も半分くらいしか吸えない、吐けない。弱っているのを実感する。
ほうじ茶の水割り(自分なりのカフェイン摂取制限対策飲料)を作るため、ローソンでほうじ茶とミネラルウォーターを買う。ローソンまで来られたささやかなご褒美としてりんごのパックも一緒に。
9時45分くらいに今日やるべきこととして言われていた二つのイベントが終わってしまう。
りんごおいしい。
担当の看護師さんが下半身を拭いてくれる。
この後はのんびりか…と思ったら、担当ではない看護師さんが来て「大部屋に移動になります」と。
さらにいつもとは違う黒い服を着たお医者さんが来て調子を聞かれたので、体を動かさなければ痛みがないことを伝えると、痛み止めが注入されている背中の管が抜かれることに。さらにカテーテルもさよならすることに。なんと盛りだくさん。
先にお引越しから。当人は点滴台を押しながら自力で大部屋へ移動。遅れて使っていた棚や机、ベッドがそのまま運ばれてくる。手術の後、こうやって大部屋から個室へ荷物を移してくれていたんですね。お引越し後数分経ち、さっきの先生と担当看護師さんが一緒に来て「背中の管を抜きます」と。それほど痛みなく終わる。むしろ周りの管を固定していたテープを剥がす方が痛かった。背中の産毛ごとだもの。
15分ほど経過してからカテーテルを看護師さんが抜いてくれた。こちらもそんなに痛みなく。おむつから自分のパンツへ着替える。
この後は自力でお手洗いへ行くことに。その度にトイレにあるカップで尿量を測りメモするが、前回の検査入院の時と同じくスタートから全てカップから溢れている。もう一回り大きいといいのに。
夜にビーフシチュー事件(※Twitter参照)発生。
※ビーフシチュー事件とは…
X(旧Twitter)より
【悲報】
入院4日目
ビーフシチューという
入院史上最も嬉しいご馳走が出て
舞い踊りましたが
絶食明けの我々の
主食はお粥です
こんな壮絶な
おかずとお米の殺し合い
ありますか…!?
混ぜる?交互に食べる?
正解が分かんないよ…
姉と一緒に涙した思い出です。
が、つまりは二人とも食事がとれていたということ。
回復順調!有難し。