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大丈夫だよ、私

また来た、この感覚。
うっすらと目に浮かぶ涙。
突如として湧く冷や汗。
ドックンドックンと、脈が飛ぶ感覚がする。

あの場面が、あの言葉が、あの時の状況が。
鮮明に、思い出されては苦しくなる。
どうして。何でよ。
もう終わったことなのに。
文字を打つ手が、指が、震えているのが自分でも分かる。

大丈夫だよ。今の私は、もう怖くない。
安全なところにいるし、あの人から何か言われたわけじゃないでしょ。
あの人とかかわらなければいけない用事も、今のところないよね?

だから大丈夫だよ。大丈夫。
また私は友達のことを思い出しちゃったんだよね。
思い出して、応援しようと思ったら。
ふと授業の光景が蘇ってしまって、そこにあの人も出てきてしまったんだよね。怖かったよね。でももう大丈夫だから、安心して欲しい。
今あの人と私は何の関係性もない、ただの他人なのだから。

本当はあの時まで、当時の私が信頼できる大人で、相談できる、唯一の大人だったのに。

でもあの時、あの瞬間を境にして。
気付けば私はあの人のことを、怖がるようになった。
拒絶するようになった。
思い出すだけで涙を流しては、体調を崩すようになった。

今でこそ、その頻度は減ったけれど、ふとこうして引き金を引いて再発してしまう。まだ私には、自分自身の情緒の管理が、うまくいかない時がある。

今だってまた泣きそう。
気持ちが悪い。
吐き気がする。

怖い。でも今、私は何もされていないよね?
今の私が「怖い」と感じるのは、頭の中で勝手に被害妄想しているだけだから。

だから大丈夫だよ。大丈夫だから。


また飲みたいなあ、タリーズのハニーミルクラテ。これ飲みながら書くと、執筆が捗るんです…!