苦しさから逃げるための手段

昨夜、初めてODしたいと思うようになってしまった。
OD。
オーバードーズ。
過剰服薬のこと。
適切に服薬しない、いわば薬物乱用。
精神科のお薬なら尚更乱用になるのでは？

死にたくなったのだ。
消えたくなった。
居なくなりたくなった。
それはもう、唐突に。

でもその後のことを考えたらできない、と冷静になってからすぐ、思った。

以前、処方された抗うつ薬と安定剤を、医師の判断で1錠から2錠に変更した時でさえ、あまりの眠気に日常生活に支障が出ていて、結局元に戻してもらったのに。
ODなんてしたらどうなるか目に見えている...。
苦しさから逃げたいだけ。

それでも、私がもしODしたら。
入院することになるのだろうか。
入院形態は、医療保護入院か。
それとも任意入院か？

私自身、入院に対する抵抗はまるでない。
もう、どうにでもなればいいと思っている。
なるようになればいい、と。
だから、ODすることも怖くない。
怖いのは、した後の家族への影響、多分迷惑をかけることになるから、そのことへの罪悪感。
そっちの方が、よっぽど怖い。
それが怖いからやっぱりODはできない。
同じ理由でリストカットもできないだろうな、と思う。

お酒と一緒にお薬飲むなら簡単かな。
でもどちらにせよ家族に迷惑かけるんだよな。
というか、生きているだけで家族に対して何らかの迷惑をかけているんだろうから、何しても同じかな。
だったら別に、ODするのも勝手？

死にたいわけでも消えたいわけでもない。
私はただ、目の前にある、正体不明の苦しさから、逃れたいだけなのだと思う。