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エレベーター

私はエレベーターに乗ったとき
気持ち待つようにしている。
というのも大学が縦移動のキャンパスで
エレベーターに乗り漏れると
次を待つのもロス。最悪遅刻。
先生の中には次は気をつけてね〜
と大目に見てくれたり、
遅刻は遅刻。移動の大変さ分かって来たんでしょ。
とねちねち厳しかったり。
そして後者の先生は課題内容や提出にも厳しいので
苦手の対象となる。

そんな事もあり、待つのが癖みたいになっていたが
例外に気づいた。
電話の声が大きい人。
電車で電話する人が苦手でその延長
静かな空間での話し声が響くのは自分のも他人のも気になる。
帰宅時にマンションの
エレベーターを待っているとき
住人が電話をしながら入ってきた。
これは90%一緒になる…なんか嫌だ!
となり待ち侘びたエレベーターの扉が開いたと同時に入りノールックで自分の階、閉まるを連打する。
連打したとて閉まる速度は変わらないが、連打する。
なんとか1人の空間を死守した。
あと1秒遅ければその人は間に合い、何食わぬ顔で電話続けながら入って来ただろう。
謎の達成感と、共に少しの罪悪感も芽生えた。
上の階数に住んで…申し訳ない…!
と心で平謝りをした。

エレベーターは1人で乗りたい、特に住居は。
と聞いたとき最初はピンと来なかったが
見知らぬ人と狭いエレベーターって確かに怖いよな、
だからよかったのかもしれない。


#ながいひとりごと
#日々のこと
#エッセイ

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