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珈琲と仕事の話



珈琲が好きだった
飲み始めたのがいつだったか
あんまり覚えてはいないけれど
中学生くらいからは
自分で淹れて飲むようになった

高校生になったら
カフェによく行くようになった

スタバとかチェーン店じゃなくって
常連さんしかいないような
個人経営のお店が好きだった

アンティークな小物や
植物に囲まれたお店が大好きで
いつかこんなお店で働きたい
いつの頃からかそんな風に思うようになっていた

正社員で働いていた時は
全く好きな仕事ではなくて
ただ生きていくために
お金が必要で選んだ仕事だった

他の人より体も小さいし細い私が
花の市場で力仕事をしていた
長く続くわけがない
すぐに辞めて次は好きな仕事をしよう
そう思ってフリーターの道を選んだ

バイトだったら気軽に応募も出来るし
嫌なら辞めればいい
そう思って求人サイトを見ていたら
ちょうど喫茶店の募集があった
家からもそれなりに近い
ここにしよう
何気なく応募して面接に行った

そこのお店で珈琲の奥深さ
豆の種類 産地での違い
珈琲豆の木を育てる大変さを知った

珈琲豆専門店で喫茶店もあって
植物もたくさんあるお店だった
枯れかけてた珈琲豆の木が一本あった

私は約3年かけてその木に花を咲かせて
実を収穫出来るまで育てたんだけど
結局上司と上手くいかなくなって辞めてしまった(._.)
私が手塩にかけて育てた植物達には
とても愛情が沸いていたから
本当はずっといたかったけど。

喫茶店で働いてはじめて
わかったことがいくつかある

働く側と行く側じゃ全く違う
当たり前なんだけど
なんだかびっくりした
喫茶店ってゆったりしていて
マイペースに働けると思っていた私
そんなことはない
ピークタイムになったら走り回っていた(笑)

一人で全部やらなきゃいけない大変さ
お客様が来たらメニューとお冷を出して
オーダーを取って
オーダー通りに食べ物や飲み物を用意する
自分で作った物を自分で運んで
お会計が来たらレジ打ちして
暇なときは掃除と備品の整理発注etc…

とても大変だったけれど
凄く好きな仕事だった
毎日珈琲の香りに包まれて
大好きな珈琲が毎日飲める

お客様にたまに
「君が淹れる珈琲はとても美味しいよ」
って言われて凄く嬉しかった

今でも珈琲を淹れてる時間が
一番幸せで癒される

妊娠して仕事を辞めることになって
カフェインも赤ちゃんにはあまりよくないから
大好きだった珈琲からも少し離れてしまった

でも気にしすぎもよくないって言われたし
ネットにも書いてあったから
今日凄く久々に珈琲を淹れてみた

やっぱり私は珈琲が大好きだ

癒されるぅ(*´ー`*)

赤ちゃんが出てきて
また働けるようになったら
喫茶店で働きたいな

もう10年近くずっと喫茶店で働いてたけど
珈琲には飽きないしずっと好き

いつかお金と体力に余裕が出来たら
自分のお店が欲しいなぁ

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