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不倫問題はなぜこんなに叩かれる考察

誹謗中傷が原因と見られる深刻な問題がつい先日世を騒がせたばかりですが
不倫となると世間は冷たいですね(笑)渡部さんのアカウントはきっと今集中攻撃を受けていることと思いますけども。

某テレビ番組内で悪役的な位置付けに居たために誹謗中傷を受けた、これはダメで
美人女優と結婚したのに不倫騒動を起こした芸人は叩いてもいい。
このルールは一体なんなんでしょうか。
誹謗中傷していい人と、してはいけない人が、いるんでしょうか。

もしもあなたが「いる」と答えるのなら、あなたの世界に絶対的な平穏は訪れないということを
ご自身で選択していることになりますよね。
だって、世界=自分 なのですから。

不倫を中傷したら、どんなにタイプの人に出逢ってもあなたは一生涯不倫ができませんし
万が一別の異性に心が浮ついてしまったらそんな自分を罰して自己否定に苦しむことになるのです。
そして結婚したら一人の相手だけを愛するということを正義と信じて自分の気持ちを抑制することも
他者を罵る発端となるストレスになり得るのだということも忘れてはいけません。

で、そもそもどうして「不倫」がそんなに叩かれるのでしょうか。
結婚したら、”あなたの所有物”なのでしょうか。
あれはそのための紙切れなのでしょうか。
なぜ不倫された方の人を”可哀想”という目で見るのでしょうか。

そのほうが失礼だと思いませんか。
夫の不倫を見守ることができず、自分は自分で幸せになれる力のない女だと、
知りもしないのに勝手に決めているなんて、失礼な話だと思うのですけど。

人類がパートナーを求めるのには、生殖機能が促す本能的な欲求と
もう一つは”不完全な自分を完成させてほしい”という欲求とが含まれています。
本能的欲求とは文字通り、子孫を残すための本能ですので
顕在的な意識に関わらず出逢う必要があればそれに見合った異性と出逢います。
(ですから「私結婚できますか?」という問いは無意味です)

問題はもう一つの欲求”不完全な自分を完成させてほしい”というものなんですが
人間は生まれながらにして「自分には欠けがある」という観念を持っています。
それを、成績や地位、ブランド品やフォロワー数などで埋めて完全にしようとするわけですが
恋愛もその一つで、
自分で自分を完全には幸せにできないので、外側の何か、誰かに自分を完成させてほしいと、思っているのですね。

自分と”結婚”の契約を交わした相手が、別の相手と関係を持ったということを問題と感じるのは
結婚や交際という形式に、自分だけにその力を向けるという意味が含まれるからであろうと思うのですが
そうだとすると、それは愛ではないですよね。取引条件を持った”契約”です。
世間が不倫や浮気を叩くのは、この契約に違反しているということについて。ということになります。自粛警察や転売警察と同じ、不倫警察です。


そして不倫”される側”の話ですが
大切な人を、別の何かに持ち去られるというこの構図。
結婚に至る以前の環境で、同じ構図を見たことがあるはずなのです。

人間て実は生まれた瞬間から即効三角関係なんですけど(笑)
人生で最初の異性がお母さん、お父さん、なので
その最初の異性との信頼関係がどうなっているかというのが、その後の恋愛を大きく左右します。
これは表面上仲が良かったり、愛されていると感じていたとしても
問題は潜在意識下でどう感じているか、なので、なかなか複雑で。
この記事に書きましたが、私自身このカラクリにハマっていたことに気付いたのは
ほんの数年前です。
父親には溺愛されていたと信じてきたんですけれど
深層心理を探っていったら、両親の依存関係の中に私だけ入れてないということにw
ずっと寂しさを感じていたことに気が付きました。
つまり、お父さんの一番が、お母さん。と、潜在的に思っていると
”大切な人を別の誰かに持ち去られる” のではないか。
という疑念を
継続的に抱くことになり、いつか現実化する。のですね。

夫に不倫されて苦しむ女性の多くは、この疑念を潜在意識下に抱えています。
(不倫や浮気をされても苦しまない人は、この問題抱えてないです)
また、自分以外の女に触れたその身体・・という意味で、気持ち悪いというのもわかりますし、
現実的な経済問題や子供の問題(稼いだ金をそんなことに使ってたのかとか)などもあろうと思うんですが
その人を選び、家庭を築くことを決めたのは誰でもない、自分です。

ですから、不倫、するほうだけの問題ではないんですよね。
パワハラと同じで
加害者と被害者はセットです。セットでしか対人問題は起こせません。


そして有名人の不倫問題が浮上した時に、不倫をした側を叩くのは
過去に同じような目に遭った か、
いつか自分の大切な人をこうゆう人間に盗られると思っている証であり
自分をその程度の価値の人間と自覚しているということ、
そしてそれを罰する部外者の同性は、正義を翳してマウントを取るのが目的です。
知人でない限り渡部さんの不倫は、あなたの人生に悪影響を及ぼしていないですよね。
自分が被害に遭っていないものをわざわざ罵るというのは上記と同じ
「自分には欠けがある」と思っているので、正義で何かを裁くことで他者からの支持を得て
自分を完成させようとする作業のひとつなのですね。
マスコミはそうゆう人達を餌に、大袈裟な報道をしていますから
寄ってたかって馬鹿にするということは、マスコミの思うツボということでもあるのです。

また、不倫騒動を起こして世間に叩かれることに、苦しむ人は
先天的に「罪悪感」を抱えています。
この罪悪感が、自分を罰してくれと言わんばかりに不祥事を起こして
世間に自分を罵倒させるのです。
(前述の通り、外的な批判に苦しまない人は罪悪感がないです 笑)
そして大切な人がいながらたくさんの女性に手を出すというのも、自己肯定感が低いことの顕れではあるのですが

ただ、男性とはそうゆう生き物であると、個人的には思っています。
ファンビジネスをしている人は、それ含めて職業とさえいえるというか。
昭和のプレイボーイ、石田純一さんの奥様が「役者の妻ですから」と報道陣をあしらっていたのは最高でした。
私だったら殺人事件に発展すると思いますけど←
でも、男性とはそうゆう生き物なんですよね。バレないようにお願いしたい。笑
で、女性もそうゆう生き物なのです。
だから、あんたあの若い娘とLINEしてんだったらアカウント消すからねとスマホをぶん取り
あ”””申し訳ありません・・と妻に平伏す夫、それで良いと思うのです。
それが芸能人であろうと政治家であとうと
他人の家庭のそれに口を出すのはお下品ですよ。というお話でした。

どこまで行っても、世界には自分しかいないのです。
いつのどんな発言も全て、自分に向けて言っているということだけ覚えていて頂きたいと思います。



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