試着会スタッフやったらいいことがたくさんあった話|pacla試着会レポ
服がすきだ。
服を着るのがすきだ。
着たいテイストの個人的なブームはゆるやかにあれど、ずっとすきだ。
とはいっても、めちゃくちゃにお金をかけているわけでも、ヴィンテージ詳しいわけでもない。ましてや業界人でもない。
でも服がすきだ。
そんなわたしが試着会イベントのスタッフをやらせてもらいました!!たのしかった~~
pacla試着会にお越しのみなさん、paclaシリーズ作者の廣瀬さん、ありがとうございました…!
さいきん、少人数で服を作っているひとたちが増えてきた気がする。
今回スタッフをやらせてもらったpaclaも廣瀬さんが運営しているひとりブランド。
これは、個人ブランドが試着会をやるメリットや作り手でもなければアパレル業界の経験もないわたしが店頭にいるメリットがわかってきたので書いてみるnoteです。
試着会のよさ:着てみてわかる、着てるのをみてわかる
試着会、というイベント自体のよさを言語化してみる。
▼ユーザ視点
・生地の感じなどディテールがわかる
・買った後の着用イメージがつく
・作り手と話せる
▼ブランド視点
・ユーザ理解が深まる
→店舗のない個人ブランドの場合、ユーザとのコミュニケーションはSNSが多いです。直接会って話すことで得られる情報はめちゃ貴重。
・着用イメージが複数パターン見られる
→paclaもそうですが、男女兼用の製品が多い/サイズ展開が少ないなどの場合、身長や体型、男女の着用イメージがついているのはとても大事。メインの販売チャネルがECだと、サイズ感の問合せがかなり多そう。
▼ユーザの着こなしでたのしみ方の幅が広がったりも…!
・たのしい&うれしい
→製品の作り手とTwitterやインスタでコミュニケーションを取れる時代になった。作り手の側としては、反応がもらえることはとってもうれしい。着てもらって直接話して反応が見られるのはたのしいのだ~~
販売はすべてECサイトで!のよさ:純粋にたのしめばOK
その場で製品を販売することはせず、すべてECサイトでの販売としていたのだけど、雑念がなくなってピュアにたのしい時間を過ごせるという大きなメリットを発見しました。
売る/買うではなく、試着が目的だとこうなるんだな~~という。
売る人/買う人の境目がいい意味で曖昧になるから、純粋にたのしく過ごせばOKなのがよかった。
居合わせたみんなで、「あっ、この合わせもめちゃいい!!」とわいわいしたのたのしかったな~~
▼ユーザ視点
・買うという決断をしなくていい
→”試着したら買わなきゃいけないような気がする”っていうアレが発生しえない安心感。当日はただ存分に試着すればよく、家に帰ってゆっくり考えて購入するか決められる。
▼ブランド視点
・オペレーションが楽
→現金や在庫をあつかわなくてよいので圧倒的に楽。
接客はすきだけど、お札を数えるのが苦手な民(はちゃめちゃに遅い)からしてもありがたかった。
・買ってもらうためのコミュニケーションをしなくていい
→その場で買ってもらうことを前提としていないので、売るためのコミュニケーションをしなくてよかった(そもそもノルマもなかったけどさ)。
純粋によい体験をしてもらえるといいな~というのを大事にしやすくなった。
▼唯一(?)の営業活動のようす
\QRコードだけでも読んで帰ってくださいね!/
(ECサイトに誘導するQRコードを設置してました)
予約制のよさ:体験の質が向上
今回は、コロナ対策として完全予約制でした。一時間に最大3組までだったのだけど、それがよかったなあ。
▼ユーザ視点
・コロナ的に安心
・置いてけぼりになりづらい
→いまいるお客さん友達なんだろうな~という空気の中にひとりでつっこむのはなかなかハードル高いし、居心地がいいとは言えない(でもたまにあるよね)。あらかじめ予約しておくことで自分が行くことが伝わっているのは安心感につながる。
▼ブランド視点
・すでに知っている&興味があることが前提
→まったく興味がないひとに商品の説明をするのってけっこうたいへんです。お互い得しないこともしばしば。予約制にしておくと、基本なんらかの接点があるひとしか来ないので、その点もやりやすさにつながったんだろうな。
・誰が来るかわかる
→今回は予約時にTwitterのアカウントを記入してもらうようにしたとのこと。SNSのアカウントとユーザさんがひもづくよい機会だったはず。
運用していくにあたって、ユーザさんの顔が思い浮かぶのってけっこう力になるんですよね。
・キャパオーバーにならない
→臨時スタッフふくめても二人体制なので、臨機応変に対応するにしても限界はある。組数を制限することで、目が行き届くというかていねいに対峙できてよかったな~
誰かをおろそかになるような状況がほとんどなくて、ヘルシーだなとおもった。
業界関係ないひとがいるよさ:間をつなぐ
わたしはアパレル業界にいたことはないのだけど、二日間がっつりスタッフをやらせてもらいました。デザインや生産には一切関わっていないので、中の人ではない。かといってゲストでもない、ちょうど間の不思議な立ち位置。
客観的にみると、業界外のスタッフがいるとブランドとユーザの距離が縮まりやすくなると言えそう。
▼ユーザ視点
・アパレル/ファッションへのハードルが下がる
→ファッションってなんかむずかしくてハードル高いものになりやすい気がする。もっと簡単でたのしいものなのだけど、業界関係ないひとがいることでより身近になってたらいいな~~とおもう。ここらへんはもっといろんなことがやれそう。
▼いろんなことの例:ブランドを炭水化物で例える
・生のコメントがもらえる
→後述するスタイリングでもそうだけど、実際に着てみてここがよい!というのを他のユーザの口コミのように聞くことができる。
わたしは、服を着るのがすきなだけのただのひとなので、全力で良さを語っても宣伝ぽくならないんだよね~~ほんとにそうおもって自分の言葉で話してるのもあるけども。
・業界外の視点からの提案ができる
→業界内だと当たり前になってしまっていることも、外から眺めるとびっくり/面白いことが多い。スタイリングの提案も、オフィスで着るときこんな感じ!とかはアパレル業界外の方がしっくりくるものが提示しやすいんじゃないかなあ。
▼ブランド視点
・ユーザとの距離感が縮まる
→口コミみたいに人づてで魅力が伝わったり、アンバサダー的に間に入る人がいることでユーザとの距離が近づく。
接客が苦手なデザイナーさんとかが試着会をやるシチュエーションでも役に立てそうだな~~
・人数面で安心
→ひとりでイベントを切り盛りするのってたいへん。かといって固定でひとを雇用するのは非現実的。この日で!とスポットで呼べるのは便利。
もへ個人ができること
あくまで自分ができることはこれだよ~~というのを書いてみる。
①ふつうに接客
製品についての情報がもらえれば、ひとりで接客できます◎
paclaは自分でも持ってるし、生地は共通だったのでキャッチアップは特別しなかったけど。
結婚式場のクロークスタッフをバイトでやってたのもあり、服の扱いは慣れている方。きっちりたたむのは時間をかければできます…!
②スタイリングの提案
今回かなりすき放題やらせていただきました(ほんとうにありがとうございます)!!!
ボタンの開け閉め・ロールアップするとこうなるよ!みたいな、製品そのものの着こなし方はもちろん、インナーでこういうの着るとよさそう!とかもちこんだいろいろ(バッグ類、帽子、スカーフやスヌード等)でもいろんなスタイリングができてたのしかった〜〜
置き画的なイメージ(妄想ともいう)もたのしいんだけど、実際に試してもらえるのはかなりよかった…!こういうの試してみたいな~というのは元々あったけど、身長や顔立ち、そもそもひとりひとりの持つ雰囲気に合わせてさらに発展させるスタイルでいきました。
すきだけど自分はいまいちしっくりこないスタイリングでも、着る人によってばっちりはまると最高だったな〜
▼右上のがすきだけど自分は似合わないスタイリング
スタンスとして、ふだんの生活でのイメージがつくといいなあとおもってます。買ったはいいものの着こなせなくて眠ったままになるのは悲しいからね。
スタイリングをいろいろ提案することで、家にあるあれが近いかも!これと組み合わせてみよう!とさらに服をたのしむきっかけになったらうれしいな〜〜
作り手である廣瀬さんの想定をはみ出たスタイリングにびっくりしてもらえる局面も多々あり。
新しい角度で見られる畑違いの人間だからやれる発想もありそうです。
▼スリットぽく着てしまおう!というスタイリング
デニムでも柄もののボトムスでも!光沢あるプリーツスカートを合わせてみたいな~~
▼ぜんぶあけるとコートになるじゃん!!という発見
最後の最後で発見された着こなし!これはビビった。
バックルが表になるようにいっかいひねってカチッとはめるのがポイントです。
③フォトレコ
スナップに手書きコメントを入れるフォトレコ!
着画にフォトレコしたのはpacla試着会がはじめてなので、もっといろんな表現ができるようになりたい…!
だんだんこなれてくるのがわかる。。
pacla試着会2ndに向けたメモとか
・スタッフっぽいスタイリングしていくのたのしそう
・スタッフチームのスナップちゃんと撮る!!
・プレイリスト作って後日シェアするのたのしそう
・お話した方によかったらリプライくださいと言っておく(もしくはTwitterのアカウント聞いちゃう)
・メンズスタイリングもできるようになりたい!!!
ポップアップストア/試着会の店員さんやります!
ポップアップストアや試着会やりたいんだけど人手が足りないなあ、というブランドの方はTwitterのDM/bosyuからご連絡ください!
できることや詳細などお伝えします◎
服ってたのしいよね〜というコミュニケーションを通して、ブランドとユーザの間のヘルシーな関係性・経済活動ができたらな!とおもってます!ぜひぜひお手伝いさせてください♨️
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ボリューミーになってしまった!読んでいただきありがとうございました!
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