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キャンドル制作記 ~外装編~

ソイワックス+オーガニック精油から作った "炎をみつめるキャンドル" シリーズ🕯

こちらのキャンドルは、中身の香りはもちろん、外装にも強くこだわっており、「炎が美しく見える形のガラスビンに、(炎を邪魔しない)シンプルな装飾を施す」ということをコンセプトとして開発した作品となっております🔥

そんな訳で、今回はガラスビンの装飾過程について、その裏側を簡単にご紹介したいと思いまーす^^


1)下描きする

一見すると、ステンドグラス風のシールを貼っただけのように見えるワンポイントですが、実は全部手描きしています!!

まずは、油性ペンでガラスビンに下描き。
自分で作った「お手本」を見ながら、一つ一つ描いていきます。
ビンの中で一番カーブがキツイ部分に描くので、これがなかなかムズカシイ💦

下部に養生テープを貼ったのは、描き込む位置を大体揃えたいため。

模様を描き込む位置(瓶の上下方向でのポジション)が実は重要で、正面から見ただけでなく、自分の手元にキャンドルを置いて斜め上から見た時にもこの模様が綺麗に見えるよう、試行錯誤して位置決めしたので、できるだけその場所に描き込めるよう工夫しております!


2)ガラスペイントで輪郭を描く

続いて、先ほど描いた下描きに沿ってガラスペイントで線を描き込んでいきます。

このインクの粘度によって、線が綺麗に描けるかどうかが決まるので、事前に使用してみて、水分が飛んで粘度が上がってしまっていたら加水して粘度を調整しています(正しい使い方かどうかは不明)。

まだ修行が足りず、気軽に描ける感じではないので、いつも息を止めて集中力MAXで描き込んでおります笑

この工程だけで15~20分/個を要する、意外に時間がかかる工程です⏳️


3)下書きの線を消す

半日以上放置してしっかりインクが乾いたら、エタノールを使って下描きを消します。

この作業は完全に自己流ですが、エタノールを直接瓶に滴下して、先が尖った綿棒で綺麗に拭き取っています。


4)修正が必要なところは直す

下描きの線が消えることで、ようやくガラスペイントで描いた本番の線が良く見えるようになるため、線が変になっている部分はこの時点で削り落として再度描き直します。

↑ 「・」の形が汚いことを発見!
↑ 削り落としたところ
↑ 描き直したところ


5)調色&ペイント

描き直したところが完全に乾いたら、今度はいよいよ着色です🎨

ガラスペイント3色(ピンクが入る図柄の時はピンクも加えた4色)を混合し、自分が思う色に調色します。

けっこうすぐに乾燥してしまうため、パレットの代わりにアルミホイルを小さく切って、その上で調色していきます。

2枚目の写真下側に、白紙に試し塗りした点が見えますが、実際この色は参考程度で、ガラスに塗るとまた違う色に見えてしまうので、最後は腹を決めて「今回はこの色でいく!!」と潔く塗ります。

細い筆で丁寧に塗っていきますが、上述したとおりインクがすぐに乾いてしまうので、ある程度の手早さが求められます。

また、このインクを載せるときの濃度によっても、同じ色でも違った印象になってしまうので緊張しますが、一気に作品らしく華やいでくるので、一番好きな工程です♪


6)完成!!

塗り終わったところ↓
輪郭がぷっくり盛り上がっているのがかわいいです🌸


中にワックスを詰めると、また違った印象になります✨


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こんな感じで、一つ一つ手作業で作り上げているキャンドルたち。
一つとして同じものはありません!

中身の制作過程については、いずれまた改めてご紹介できればと考えております^^

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました~


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🌳 森のささやき


🌙 月のかけら


🌞 陽のほほえみ


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