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すきなものはすき

今朝は久々にラジオのスイッチオン

クリスさんの変わらぬやわらかで明るい声に安心する。

流れてきた音楽にこころがおどる。

矢野顕子さんが「あったかいクリームシチューたべよう〜」って歌ってる。

今夜はクリームシチューに決まりだな。


片手でバナナをむいてちぎり、ピーナッツバターを塗った食パンにぽんぽんとのせる。

片手で子を抱っこしながらでも、工夫していろんなことができるようになったもんだ。


朝ごはんしっかり食べたのに、早起きしたからおなかが空いちゃって。

いいよね。おいしいもん。

この組み合わせには牛乳でしょう。

バナナピーナッツバターパンと牛乳を交互に口へ運ぶ。

しあわせな味だ。


今朝はけっこう冷えたから、卸すなら今日だとピンときて、ウールチェックの巻きスカートを出してきた。

sageさんが仕立てたシンプルな形の服。

着方は自由自在。

好きに巻いて、リボンで結ぶ。

どうやったら一番かわいく見えるか、もう少し研究が必要だな。

九月、おおきなおなかでずんずん歩いて行った m.room で過ごした時間

とてもよかったな。

さわやかなラッシーを飲みながら店主さんと話したり

sageさんにやさしく服を着せてもらったり

お祝いに、と手渡してくれたNICETIME CAFEのルバーブのジャムもとても美味しかった。

ほこほこな気持ちで帰りのバスに揺られて、調布駅で待ち合わせしたんだ。

だんだん思い出してきた。

記念日をお祝いするロールケーキも買って帰ったんだ。


今朝本棚から手に取ったのは「hinagata」というスリムな冊子で、特集は衣服。

とても素直で、わくわくする服作りをしているひとがいた。

「だれかになにかをしてあげようとするひとが多すぎる気がする」

というような言葉が印象的だった。


ホームスパンでストールなどを紡ぎから織りまでひとりで手がけるひとの言葉も。

「美しく完成されたものが販売されてることが多いけれど、ホームスパンのものは使ううちに育っていく」


今日卸したスカートに合わせたセーターは決意のセーターと呼んでいる一着。

買った当時のわたしにとっては冒険する色で、えいっと思い切って買う値段のものだった。

鏡に映った時のぽっとした気持ち、着せてもらった時の温かな手の感触に泣きそうになったこと、よく覚えてる。

このセーターが似合う私でいよう。

そう、決意したセーターなのだ。


ここまで書いて(片手でキーボードたたいて)エーンと泣き声、授乳タイム

ちょっと飲んですうっと寝た子を抱っこしながら、今度は片手で別の本を開く。


意図せずスッと手が伸びた本、今手に取ったことになにか意味がある。

深く考えなくていいのだけど。


手の中で、にたっと笑う子がいる。

今日もすきなものに囲まれて、しあわせだなぁわたし。


朝回した洗濯物、昼までには干せるかな。



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