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たぶんどっちでもいい

今日は泣いたり笑ったり気持ちがくるくる変化した一日だった。

朝起きたら部屋が雑然としていて
肌の調子がいまいちで
気分も晴れずにむーんとしていた。

とにもかくにもこういうときは洗濯物に限る。
スイッチオンして水がだーっと流れてくると
なにかひとつ始められたことになる。

ここのところ麺がからだによく馴染むような気がして
湯を沸かして素麺を茹でる。
暑い茹で汁を昨夜カレーを食べたそのままにしてしまっていた食器に流し込む。洗い物が少し楽になる。

白いヤカンで白湯を沸かす。

布団にごろんと寝転がる。

しゅんしゅんお湯が沸く音がする。

洗濯機が終わりの合図を告げる。

さてと、と起き出してベランダの窓をがらがらっと開けると
さぁっといい風が入ってきて空気が入れ替わった。

さっさと窓を開ければよかったんだな。
気持ちがすっとした。

調子にのってあと2回、洗濯機を回した。

Marieさんの朝ヨガをちょうどいいタイミングで受けられて、
からだのあちこちがぐーんと伸びて気持ちよかった。

そのあとまた眠くなって
まだ寝ているひとの横にするりと潜り込んだ。

お休みの日は久しぶりのような気がした。

でも今日こそは、取り掛からねばならない仕事があって
それを思うとどうしたって気分がずーんと重くなってしまう。

自分だけではどうにも難しいとこところを助けてもらってるうちに、できない自分がかなしくなって涙が出てきた。

こんなに苦手なのになんでわたしがやるんだろう。

さっさとやめてしまいたい。

みんなにとってはたいしたことないことみたいだけど、わたしにとってはとっても負担。

なんでなんでー!

そんな気持ちを抱えたまま、ふきげんのかたまりのわたしは自転車をこいで出かけた。

外の空気を吸いながら、これからやるべきことを考えていたら、
やるなら気持ちよくやろう、と浮かんできた。

加藤俊朗先生の呼吸のレッスンみたいだ。

一生懸命やらない。
気持ちよくやります。

これだ。

お店について黙々と配布資料の準備。
やっぱり時間がかかる。
ラジオを聴きながら。
CHAIがゲストで、陽気さと可愛さに元気をもらった。

地図を見ながらあちこち配布とご挨拶。
二年目の自治会の仕事にようやく手をつけられた日。

重い腰を上げて取り組んだら、わるいことばかりじゃなかった。
行き先々で出会った人たちと、マスク越しに話していくうちに、少しずつ肩の力が抜けていくのがわかった。

久々の再会がったり、可愛い花を見つけたり、きらきらの靴を見せてくれたキュートな姉妹との出会いもあった。

今日中に終わらせることはできなかったけれど、自分の苦手になんとか取りかかれてよかった。

ごほうびに、近所のケーキ屋さんでシュークリームを買った。
お土産のプリンも一緒に。

そのあと無事にコーヒー豆の仕入れにも行けて、珍しくわいわいと回転寿司にも行ったりして、夜は千葉から来たババを家に招いておしゃべり。

急に人が来るとなると、限られた時間の中でスイッチオンして部屋のあちこち片付いてよかった。

トイレや洗面所、コンロ周りなどすっきり。

明日の朝はきっと気持ちがよいでしょう。

その日ごとによく生きているなと思う。


迷っていること、決めきれないこと、よくわからないこと
いろいろあるけど

たぶんどっちでもいい。

どう、生きてもいいのだと思う。


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