feeling
お休みの日。
予定はほとんど決めずに、気持ちの向くままに過ごせるよろこび。
早起きして出かけようかとも思ったけれど、
お布団の中が気持ちよくてしばらくごろん。
毛布にくるまったまま昨晩録ったラジオをアップしたり、お店の予定を更新したり。
おなかが空いていそいそと起き出す。
外は雨で曇っている。
今日は寒いみたいだ。
昨日沖縄から届いたアーサー梅茶漬けの素をスープにして温麺で朝ごはん。
今日はマスカラを買いに行こうと決めていたものの、久しぶりに買いに行くものだからなにがいいやらわからず、普段はあんまり見ないコスメ情報など見てから出かけることにする。
いつからか自分のまつげはビューラーでもあがらないしもういいやって諦めていたのだけど、いやまてよ、もうすこしがんばってみようか、メイクもうちょっと楽しみたいよと思い直して、再チャレンジしてみることに。
今年は30になるし、自分に似合うメイクをいろいろ知りたいなぁという気持ち。スキンケアももうすこしがんばるというか、楽しみたい。
電車乗る前にuricafeでカフェモカをボトルに淹れてもらって、冷える手先を温めながら駅に向かった。
takbeansでコーヒー豆を仕入れて、お店用のピーラーや米飴を買って、コスメコーナーへ。
あれこれ試すのが楽しい。
いろいろありすぎてだんだんわからなくなってきたりもする。
マスカラは黒しか買ったことがなかったけれど、初めてカラーを使ってみることにした。どうなるかどきどきだ!
ビューラーとマスカラでわたしのまつげは無事に上向きになってくれるのだろうか。とにかくやってみよう。
椿油と前髪カット用のハサミも買えてよかった。
買いもの済ませて向かった先は「Mametra」という名の古着屋さん。
高校生の頃は下北沢に通って、古着屋さんに並ぶ自由な服にときめいた。
aikoみたいな服を店員さんと一緒に探して選んだりもしたなぁ。
Mametraに行くとあの時の気持ちを思い出す。
今日は前から気になっていたSHINPINさんのリメイク服を試着したらしっくりきて、春夏もかぶれる綿素材のベレー帽と一緒に買ってきた。
服は頻繁に買わないから、自分に似合うものが見つかった時の喜びが大きい。
ほくほくとした気持ちですぐそばの「キノコヤ」さんへ。
開店日にやっと来られた!
映画とコーヒーとお酒が楽しめる店なのだけど、今日は紅茶を頼んだ。(コーヒーは朝飲んできちゃって)
時間もちょうど良かったから映画も観て帰ることに。
『破片のきらめき ~心の杖として鏡として~』
八王子にある精神科病院にある造形教室に集う人々を追ったドキュメンタリーで、興味が湧いていた。
前にシネマチュプキで観た「ニーゼと光のアトリエ」を思い出す。
上映時間が近づくにつれて、お店にぽつりぽつりと人が集まってくるのも居心地が良かったし、1階がカフェで2階が映画館ってすごくいいなぁと思った。
今日は上映後にアトリエ主宰者の安彦講平さんと高橋愼二監督のトークもあって、それがまた胸にジーンとくるものだった。
芸術に救われる人は(気づいていない人もいるかもしれないけど)たくさんいると思う。わたしもその一人だ。
行き詰まりそうだった看護学生時代に芸術学部の友達や、Wall Art Festivalに出会っていなかったら、視野が狭いままで、今のわたしはいなかったろうなぁと思う。
今日はあのときの記憶が一気に蘇ってきて、ちょっと泣きそうだった。
帰り際、yumikoさんが「キノコヤもいな暮らしも、あのアトリエみたいな場の一つになれたらいいよね」なんて声をかけてくれて、すごくうれしかった。
本当に。わたしは今いる場所でできることがまだあるな、と思えた日。
まずは今度れいちゃんと開くこどもアトリエに向けて。
帰ってきてミルクティーを淹れて、映画の感想を忘れないうちに彼に話した。ガレットかじりながら。
夕飯はねぎ・ひらたけ・セロリの和風バター醤油パスタ。
ちょっと足りなくて、夜だけどフルーツサンドも作ってデザートにした。
(水切りヨーグルトとハチミツ、いちごとバナナをはさんで)
今夜も向かい合ってパソコンぱちぱち。
YMOかっこいいねーって聴きながら。
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