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THE 絶望

「ウソやろ!?」

「待って!?どないしたらいいん!?」

発狂した。
またまた発狂した。

もう、私は静かに暮せんのか!?
穏やかさからは無縁の星に
生まれてしもうたんか!?

ハイジのように
自然と動物に囲まれ、
朝日と共に目覚める。

朝の定番は香り豊かな自家製パン
起きてきた家族に
キラキラスマイルで「おはよう〜」

たまに、大きなブランコに乗りながら
ウフフ、アハハな生活

そんな生活を夢見てるのに!

なぜ!!!

私は全身ジャージ
ド・スッピンで寒空の下
頭を抱えているんだ



さかのぼること数時間前

思えば、
この日のドタバタ劇は
ここから始まった。

宅配の集荷サービス

翌日までに届けてくれる枠が
ギリギリ空いていたので
即座に確保

どうしても
翌日に届けて欲しかったので

ギリギリの滑り込みセーフで
間に合ったことに
ホッと一安心

そこからは
いつも通りパソコンをカタカタ
一向に終わらぬ仕事に取り掛かる

、、、が!しかし!、、、

その数時間後
あることに気付いた

\\               //
 受付完了メールが届いていない
//                                                 \\

おっと、おっと
ヤバイぞ。これはヤバイ。

配送は今日中にしてもらわなきゃ困る!!
明日から3日間家にいないんだから!!

時刻は16時30分

よし、まだ間に合う
たしか最終受付は17時!

念のため
明後日の到着でも
申し込みを済ませておき、

最近、流行りの
「変更手続きはチャットで♪」
を使用!

AIオペレーターさんの
優しい誘導に沿って
変更♪変更♪

「申し込みは2件です」

よかった、、、
ちゃんと申し込めてたんだ、、、

「①明日到着 ②明後日到着
 どちらをキャンセルしますか?」

『②をキャンセル』

「①ですね、かしこまりました」

NOOOOOOOOOO
WHY? 
チャットオペレーターさぁぁぁん

私言ったよね?
②をキャンセルって!
それなのに、どうして!!



ーーーーーーーーーーーーーーー
チャット機能開発者さんへ
ーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓 

いつもお世話になっております。
たまにチャット機能を
利用させていただいているものです。

こちらの機能を開発するにあたって
大変なご苦労があったのだと思います。

私たちの「便利さへの追求」に
寄り添ってくださりありがとうございます。

今回は、どうしても
お伝えしたいことがあり
筆を取らせていただきました。

【チャット機能スムーズに使えた試しがねぇ】

おっと失礼いたしました。
思わず荒ぶってしまいました。hohoho

敬具



仕方がない。
宅配のおじさんがきたときに

事情説明して
明日到着にできるか
相談してみよう、、、


ピーンポーン

きた!!

「すみません💦
 じつは明日到着の受付内容で
 配送をお願いしたいのですが
 可能でしょうか...」

『大丈夫ですよ〜
 では、こちらお控えです
 ありがとうございました〜〜』

なんだ
すんなり解決したじゃん

よかった、よか、、、、

よくねぇーーーーーーー
ちょっと、待ってぇーーーー
宅配のおじさぁぁぁん!!!

バタンっ
タン、タン、タン、、、、

「ず、ずみまぜん、ハーハー
 これ、お届け明後日です、、、
 明日に届けてほしいんです、、、」

『あれぇ、ごめんなさいねぇ
 すぐ、修正しますねぇ』

今度こそ、、、
間に合った、、、

『はい、こちら明日到着で
 承りました!お控えです!』

「・・・」
「・・・」

よし、たしかに明日到着だ。

「ありがとうございます!
 よろしくお願いします!」

よかったぁ〜〜
これで、なんとかなっ、、、

、、、、、、
、、、、、、

これぞ
ZE・TSU・BO・U

、、、、、、
、、、、、、

ケータイは?
部屋の中

鍵は?
部屋の中

エントランスは?
オートロック

オーマイガ
完全におわた

仕事終わりの人が帰宅し始める
夕方まで締め出しの覚悟を決め

風を避けるために
駐輪場に移動

すると、ここで奇跡が!!

なんと買い物前の女性を発見!!

「すみません...ここの住人なんですが
 鍵も持たずに出てきてしまって...」

『あぁ〜いいですよ!』

助かったぁぁぁ

移動距離数メートルで
こんな大冒険物語になるとは、、、

今日の学び

ケータイと鍵は肌身離さず
持っておくべし

おしまい


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