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8ポートもSATAが増設出来るPCI-E(1X)ボードを試す

もう、何でも覚えときたいことを書きなぐっている気がしますが・・・きっと誰かの役に立つと思って記録しておきます。
今回、試したのは、アマゾンで売ってた
MZHOU PCIe SATAカード 8ポート PCIe to SATAコントローラー拡張カード 8Gbps SATA 3.0 PCIeカード 8つのSATAケーブル付き Marvell 88SE9215 + JMicron JMB5xx 8ポートチップ HDDまたはSSD対応」(AA)
長いなタイトルw
要は
・PCI-Express 1Xに対応したボード
・Marvell 88SE9215とJMicron JMB5xxの2つのチップを搭載
・4ポート+4ポートの制御で8ポート対応

と言った感じですね。
表記の"JMB5xx"というのが大変気になります。
※JMicron JMB5xxではなく、ASmedia 106xが正解でした。

商品DATA

購入日 2020.09.30
購入場所 Amazon.co.jp
価格 @5699
商品内容 ボード本体/英語ペライチ説明書/SATAケーブル 8本/ドライバCD-ROM(8cm)/LowProfile対応ブラケット

Windows Server 2016で利用してみる

ちょっと古いですが、ASRock J3455-ITXが利用用途として浮いたので、これを利用してファイルサーバに利用できるかの実験をしようと思ったんですね。スピードとか、体感とか。

■テスト環境
ASRock J3455-ITX(Celeron J3455)
RAM 8GB(DDR3-12800 / 4GBx2)

まずは、ボード上にある唯一の拡張バス、PCI-Express 1Xへ差し込みOSインストール。OSインストールSSDは、マザーボード上のSATAポートに接続。
さて、認識するかなー。お、ボードは認識してる。優秀優秀。
さて、HDDを8個つないでみて見えるかなー・・・4台見えないぞ!!
では、解決していく。

面倒なのは、2つのチップを搭載していること

まぁ、単純なんですが、2つチップが載ってますから、どちらを認識していないのかが現状わからない。認識しているHDDを見たらわかるんじゃないか、というご指摘もありますが、現状、どっちが正しく認識しているのか分からない。ヒートシンクの下にチップがいるため、配線追う訳にもいかない。
さて、不明なデバイスなのか、それとも標準ドライバーが当たってご認識してるか、どっちかなのでデバイスマネージャーを見る。
・・・この手のやつはSCSI扱いや記憶域コントローラーにいやがりますので、御開帳してみると・・・
IDEコントローラーにいますね。標準ドライバーで。

早速、ドライバーを当てる

ということで、付属の8cm CD-ROMに入っているドライバーを確認。
よくある汎用ドライバディスクなので、USB-SerialやUSB3.0用ドライバも入ってます。まぁ、気にしない。
WindowsUpdateではドライバーの更新ができないことを確認。
仕方ないので、CD-ROMからドライバーを入れていきます。
Windows2016 Server用のドライバはないので、Windows10用のドライバーで代用します。
Marvell用のドライバーは無事に認識しました。この時点で見えなかった4台のHDDが認識されました。誤動作していたのはMarvellの方でした。
次にJMicron用のドライバを・・・当たらない!!なんでだ!!
そして、そもそも、JMB5xxの"xx"には何が入るのか!!
ただ、Windows標準ドライバーでとりあえず動いてます。これの解決方法は現在無し。要調査です。

もしかしたらJMicronではないのではないか疑惑

ドライバーCD-ROMのSATAフォルダーの中に"ASmedia"というのがあるんですよ。もしかして、JMBではなくASの方ではないのか、という疑惑が出る。
中華なんで適当ということを思い出し、こちらを当ててみる。
・・・当たったw
ASmedia 106x SATA Controller
とか出ましたよw
ということで、正しくは"JMicron JMB5xx"ではなく"ASmedia 106x"なんですね。
よし!!

導入までの評価:[Try it!!]PCI-E(1X)で8ポート増設の必要がある場合には便利

チップが違っても「まぁ仕方ないか」で済ませることが出来る玄人向けです。

懐かしいなぁ、Jhon.c.Devorak。深夜のテレ東でやってたc|netでゲームの総評してたの。
・・・そうじゃなくてね。

PCI-E(1X)で8台のSATA機器を増設するために、チップを2つ乗せる力技、昔なら玄人志向の商品なんだけど、アマゾン出来てから直売みたいに中華機器が手に入る時代、便利です。
現在、テストとして動かしてみてますが、特に問題ないです。RAIDカードではないので、単に8台のHDDがWindows上で認識されてます。
これからPCケースの制限で5台のHDDでNTFS Raid5(ダイナミックディスク)でマウントしてデータを書いたり読んだりし続けるテストをしてみたいと思います。
・・・普通の人は必要のない代物でもありますので、面白がるための商品としてどうぞ。
チップが違っても「まぁ仕方ないか」で済ませることが出来る玄人向けです。

良し悪しまとめ

■良い点
1.SATAケーブルも8本付属してて、買ってすぐに使える付属品
■悪い点
1.記載と違うために悩んだ時間を返してw

補足(随時更新)

■2020.10.03 ~NTFS RAID5をセット~
Windows Server2016にて、ボード上のポートにて、4TB HDDを3+2の5台でNTFS RAID5でテストすべくセッティング。"構築中"と出てアクセスランプが良い感じで光ってます。構成終了まで何分掛かるのか。
~7時間経過
うん終わらぬw
仕方ないので放置。

無題2

HDD 5台でNTFS RAID5、うん、悪くない。

無題

ローカルで"CrystalDiskMark"によるテスト。
シーケンシャルで287MB/s出てる。予想していた以上に速い。
逆にランダムだと想定通りの遅さ。これは仕方ない。

無題3

ネットワーク越しにファイルコピーをしてみる。
CPUの利用もそこそこ。オンボードのRealtek 1000BASE-Tでも瞬間903Mbps出てるので、良い反応。
これは期待以上の結果!!

20201005 事件発生!!

テストとして、8TBほどネットワーク越しにデータを書き込みし続けていたら、ディスクを見落とした!!
ディスクの管理を見ると見えなくなってる。
次に、デバイスマネージャーではどうか。
・・・ディスクを見てる。コントローラーも見てる。なんぞ!?
気になるのはコントローラー2つ乗っけてること。PCI-E(1X)の消費電力限界に近いまで使ってるのではないか、という疑惑。
早速、マザーボードのSATAポートに2台を移設。再アクティブ化を実行。結果は如何に!?

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