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巡る季節の中で

久しぶりに、何もない休日を過ごしている。
布団と互いに一心同体なんじゃないかというくらいベッドからまったく動けない。
冬用の布団が気持ちよすぎるのが良くないんだ。(布団に対する理不尽な文句)

日頃の慢性的睡眠不足を取り戻すかのように
7時前までたっぷり寝てしまった。要するに寝溜め。7時前なんて普段なら始業の数分前。
あれ、私今日本当に休みだっけ...? となぜか不安になり、急に慌ててテーブルの上の手帳を確認して、日付に休日であることを示す赤丸がついていることにほっと胸を撫で下ろした。

ちょうど1年前から、超が付くほどの朝型生活を過ごしている。うちの会社はシフト制だけれど、ずっと早番に勤務していた先輩が産休に入ったタイミングで、私がその時間帯に勤務することになったからだ。

自宅は勤務先からかなり離れた場所にあるため、朝がかなり早い。
引越しなよという話だがそれは一旦置いて。
早くて4時、遅くても5時には起きて支度しないと間に合わない。
顔洗って化粧して、朝食と会社に持って行くご飯を作って...としているとバタバタと時間は過ぎ、あっという間に家を出なければならない時間が来てしまう。
忘れ物をしてもすぐに取りに行ける距離ではないため、準備は念入りに。

最初はあまりにも慣れなかった。
なぜなら、この生活が始まるまでは日付が変わっても起きている事が当然だった典型的な夜型人間だったからだ。
早起きが苦手すぎて、何度か寝過ごして遅刻しかけたこともある。
でも、人間やれば慣れるもので数ヶ月も経てば身体に早起きの習慣が染み付くようになり、半年も経てばへっちゃら。そして1年経った今では早起きしないと落ち着かない身体になってしまった。
会社へ向かう道中、まだ人気の少ない街の中で綺麗な朝焼けに遭遇すると、みんな早起きしてこの景色をみたら良いのに。これ見られてる私ラッキーじゃね??と思う。でもこの景色を独り占めしているような気分になって、なぜか勝ち誇った気持ちにもなる。誰と戦ってんだか。

休日もできるだけ早く起きるようにしている。というかそもそも早く目が覚めてしまう。
せっかくの休日なのに、遅くまで寝てしまうのは時間が勿体無いような気がしている。
休日というものはあっという間に時間が溶けてしまうのだから。あくまで私の体感的感想だが...。
そうは言えども、今日みたいにずっとベッドから動けず、ただ何もせずにずっと布団でくるまる...という日だってある。側から見たら完全なる怠惰な休日だが、これはこれで人間臭くていいなと思う。


久しぶりにnoteでも書くか〜、ああでもその前にタイトルどうしようかなと考えあぐねたら
何だかありきたりなタイトルになってしまった。

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