【書評】年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活/小林美希

絶望的な生活として
いろいろなケースが語られている。
当事者でなければ、語れないし
わからないであろう問題に、
理解は出来るが、共感できる部分が少ないものもあった。
「自分よりも、もっと不幸な人が
世界にはたくさんいるのだから、
何もそんなに悲しまなくていい」
そんな励ましは、意味が無いことだとさえ思える。
今の日本は海外から、どうみられるのだろう?
金持ちと見えるのか、貧しい国と見えるのか?
いつでも貧しい国だと思われる土壌は
出来つつある。
何よりも心が貧しくなってきている。
生きてるだけで充分じゃん。