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Latin・Boogaloo・Mod Jazz Recommend

【CD販売・協力金募集のお知らせ】

fame the modのニューミックスCDが遂に完成!詳しくは最後に…


fame the mod (Module magazine)

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僕が知る限り、60年代オリジナルモッズが特集されている雑誌または文献などを見てもラテンミュージックについて書いてあるものは見たことない。
しかし当時のクラブでのプレイリストやガイスティーブンスの選曲、ジョージフェイムやブライアンオーガーなどのクラブ系バンドのカバーリストには密かにラテンミュージックが存在する。


その後80年代、90年代のイギリスのクラブシーンでのラテン(ブガルー)の解釈。
イギリス人のモッズやコレクターが好むラテンは、ややソウル寄りで、独自の感覚で選び抜かれた特有のリズムがマッチすれば、彼らはそれをブガルーと呼び、プレイしている。

ノーザンソウルもアメリカの北部サウンドを指す解釈と、イギリスの北部でムーブメントとなった解釈がある。

このブガルーの解釈はノーザンソウルの後者と同じだと考える。
国もジャンルも肌の色も関係ない…イギリス人がクラブプレイする上で独自のルールでインかアウトかを決めている。

今回は僕の物差しではありますが僭越ながらモッズが好むであろう5枚のラテン、ジャズ、ブガルーを選ばせていただきました!



①"Love For Sale" / EATHA KITT (1965)

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歌い手だけでなく女優業も務める彼女は60年代TV番組<バットマン>のキャットウーマン役をもやり遂げた実力派アーティスト。
とにかくこういったムーディーかつ怪しく、いかにもスパイ系サントラに入ってそうな曲が大好物なんですよ〜
ジャズマンの間では定番で様々なアーティストがカバーしておりますが、意外にもこのヴォーカルの入ったバージョンは余りないようです。マイルスデイビスのインストバージョンもとてもクールでオススメです!
7インチシングルも存在しますが、"The Girl From Ipanema"を筆頭に内容、ジャケットデザインも含め、アルバムでの購入をお勧めします!


②"Fever" / EARL GRANT (1957)

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ジョージフェイムと同じくオルガニスト兼ボーカリストというスタイルで表現するアールグラント。
ミュージックバーやクラブを経営していた時は職業柄こんな事をよく聞かれた。
「アーティストだったら誰が好きですか?」
コアな音楽好きはこんな野暮な質問はしませんが、毎度非常に困る内容でした(笑
アーティストにはアルバムによってコンセプトもあるし、ジャズに関してはセッションメンバーで表情も変わる、ましてやプロデューサーによってカラーも変幻自在だし…
強いて言えばソウル、ジャズが感じられるアーティストであれば黒人白人関係なく大好きです。
このアールグラントは最近のお気に入りです。"House of Bamboo"も7インチリリースが有りオススメですよ!


③"Kako's Boogaloo" / KAKO & HIS ORCHESTRA (1968)

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68年アーティストのファーストアルバム。
20歳くらいの時、まだブガルーというジャンルを理解も出来ずに勉強の思いで購入したコンピレーションCDで聞いたのがこの曲でした。その20年越しの想いが叶い昨年購入しました。
昨日何を食べた事すら覚えていないのに音楽の事になると別みたいだ(笑
ブガルーに興味を持ち始めると知識がまだない為、曲名に"○○○ Boogaloo"と入ってる物を手当たり次第手を出していく!という有り様。

買えばわかりますがホントに大した曲ではないのが半分以上はあります(笑笑)
その中でもこの"KAKO's Boogaloo"は正真正銘のキング・オブ・ブガルーとしてオススメできる1枚です!


④"Congo pt.1" / TWISTIN' KINGS (1961)

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僕のDJ・音楽の師でもあるタカシ(Afro-Tee)さんがまだ福岡に居た時、15年くらい前だろうか?モータウンレーベルらしからぬラテンインストをディグってよくプレイしてたのを覚えてる。それがこの曲"Congo pt.1"。
その後このレコードはタカシさんのコレクションからDJクボタタケシさんにバトンタッチされ、嬉しい事にその翌年に発売された須永辰緒氏監修のレコードディスクガイド<Double Standard>でのクボタさんのレコメンコーナーにバッチリと掲載されてました!
長くなりましたがこの曲を聴くとこのエピソードをツイツイ思い出してしまいます。
何故モータウンからこの様なレコードがリリースされたのかは謎です。



⑤"Nightingale" / DEE FELICE TRIO (1963)

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ジェイムスブラウンのバックバンドを務めたのは有名な話しだが、今作はその前にあたる本人達のデビューシングルになる。
ジャイルスピーターソン、松浦俊夫、ジャズマンジェラルドなどジャズ系DJには必須として長年愛される人気盤。
1番メインのピアノパートは勿論カッコイイのだが、今回はビートを変則的に変えるドラマーのスティックさばきに注目して頂きたい!
最高に気持ちいいです。
YOU TUBEやDiscogsでの動画も最高にクールなので時間のある方はそちらもチェックしてください。



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■ご挨拶・お願い

今回紹介させて頂いた5曲はワタクシが近頃選曲、作成させて頂いたコンピレーションCD "Welcome to The Party !!"から選ばせていただきました。

現在、僕らが活動していますモジュールマガジンの方は僕らの思いや楽しんでくださってる方の笑顔の為に勿論、無償で提供させていただいております。
維持費などはありませんが、スタート時のロゴデザインや各コラムのデザイン費を実費でやっているのが現状です。

運営金、協力金を応援してくださる方を募集しております!

一口1000円で以下のお礼品をご用意させて頂きました。
CDの内容としましてはmod jazz, latin, boogaloo, latin jazz, bossa jazz, mambo, cha-cha-chaなど全22曲、自身のオリジナル45 & LPsから選曲しました。

▪︎コンピレーションCD【Welcome to The Party !! 】①枚
▪︎モジュールロゴ・ステッカー(3cm)①枚

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ご興味のある方はお手数ですが下記インスタグラムアカウントの方にDM、メッセージを送ってください。
その後に現金の受け渡しから商品発送のご案内をさせて頂きます。
何卒、よろしくお願い致します。


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