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ミュージックビデオをYOUTUBE広告で宣伝したら何が起きるのか。

どうもマットです。

今日は広告運用の近況と、新たな取り組みのお知らせを。


Youtube登録者獲得単価40円。広告運用の近況


昨年は個人情報保護の観点から広告設定において改善を余儀なくされ不安定な時期もありましたが、現在ではさらに広告の精度を高められるようになってきました。

最近のケースではチャンネル登録者獲得単価が48円という楽曲も出ており、まだまだねちっこく調整していくので30~40円くらいまで下げたいなと思って運用しております。


※2023年4月27日追記
チャンネル登録者獲得単価を下げる為にしぶとくやってみてますが、現状では40円あたりが限界ですね。。もっと下げられる楽曲が出てくるのか!引き続き試行錯誤してみます!


そうなってくると40万円かければ1万人の登録者(見込み客)を獲得できるので、無所属で活動するアーティスト・バンドでも資金を捻出出来るレベルなのかなと。3Pのバンドの場合メンバーそれぞれ月に1万円捻出して、3万円分を1年間やってみるとか。

アーティストの求心力・カリスマ性・ファンとの関係性等々によって実際の反応は異なるのですが

アーティスト様の実際の体感的にはチャンネル登録者2000人~3000人位になってくると、ライブ集客において新規リスナーが増えたと実感が出てきたり、東名阪あたりのライブサーキットイベントにおいては自分達を見に来ている人が増えた実感があるとの事です。


街中で声を掛けられる!認知を獲得する広告とは?

広告運用におきましては、アーティストサイドの最終目的(どのようにマネタイズするのか)に合わせて広告の打ち方が変わってきます。

現在は主にサブスクへの誘導、ライブ集客やグッズ販売に繋がる見込み客を獲得する為の広告。そして、認知を獲得する(有名になる)為の広告を運用しております。

前者が音楽活動に直結する成果に繋がりやすいのに対し、後者は同じ資金を掛けてもサブスクの伸び、チャンネル登録者数、ライブ集客が前者に劣る代わりに、街中で声を掛けられる回数が増えたり、SNSでの共有が増えます。

認知を獲得する(有名になる)為の広告の使い方としては

例えば、有名ブランドの高級バッグ。
この高級バッグの事を周りの誰も知らない状況だとしたら
この高級バッグの価値を理解し納得したお金に余裕のある人だけにしか売れません。

しかし、この高級バッグを購入しないとしても、その商品のイメージを(お値段が高い高級バッグである。セレブ・有名人が使ってるなど)みんなが認知している場合自己承認・自己顕示・他者からの承認欲求を満たす為のアイテムとしての需要が発生します。



この認知・イメージが広がる事で生まれる需要(顕示消費)が音楽の場合、後々アーティストがもっと有名になった時に「俺はだいぶ前に見つけて共有してたよ」とか、「私こんなアーティストが好きなんです。趣味合う人は仲良くしてね」などといった早耳であるという自己顕示古参マウント・自分がこのような趣向がある人間であるという自己顕示・自分に興味を持って貰う為の承認欲求を満たす為の自己主張アイコンとして使われるようになるという事です。

実際世の多くのブランドにおいて、商品・サービスを明確な意図(こだわり・スペック・他社との差別化)があって購入する・利用するヘビーユーザーは全体の2割~3割というデータがあり、その他7割の人がそのブランドのイメージによって潜在的無意識に「なんとなく」、「この商品を買っている・利用している自分が周りからどう見られるのか」という顕示消費としてブランドを選択していると言われています。


分かりやすい例としては、スタバでMacbook開いて仕事している人の7割が、スタバのコーヒー豆について語れたり、MacPCの技術面のスペックについて語る事が出来ず、イメージと自分が周りからどう見られるかでブランドを選び利用しているという事です。


これはファッション・聴いている音楽・フェス参加にも同じことが言えますし、こういった自己顕示をする為の消費があるという概念は押さえておくべきだと思います。


このように何故ファンがライブに来てくれるのか?何故グッズ購入してくれるのか?何故スパチャ投げてくれるのか?応援し続けてくれるのか等の消費行動の理由を理解し、様々な側面の需要に合わせた動き方が出来るのであれば、売り上げを多角的に伸ばすことも可能になるという事です。


集客率・グッズ販売率を上げる為のブランデングや動き方についてのサポートも必要であれば広告と合わせて行いますのでお気軽にご相談ください!


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▼広告運用のお試し・お問い合わせ・ご相談は以下より▼

マットのTwitterよりDM

EMAILアドレス:monkeydance2007@icloud.com


広告施策で生まれる実際の成果とSpotifyアルゴリズム攻略の経過報告


現在広告運用をご依頼頂いているアーティスト様の情報は、当然ですが一切公表しておりません。その為、なかなか広告による具体的な成果や状況をお伝えする事が出来なかったのですが

この度、大阪出身のヒップホップ・アーティストhoodiee (フーディー)さんのWEBプロモーションを行う事を公表する事を条件にスポンサー契約を結びました。


今回サブスクへの誘導はもとより、ユーザー個々の好みに合わせて生成されるプレイリストであるアルゴリズムプレイリストへ載せる為の施策と

クラブイベントからの出演オファーの増加を目的とした認知を獲得する為の広告運用を行っていく予定です。


先日、2本目のMVがドロップされたばかりのYOUTUBEチャンネルの
登録者は95人。

このチャンネルが今後どのように成長していくのか、彼の活動がどのように広がっていくのかを是非チェックしてみてください!

※2023年5月23日追記
上記のMVの広告についてポリシー違反との警告を受けた為、現在中断されております。このような事態になる事に憤りを感じておりますが、YOUTUBEのポリシーが年々厳しくなっている事から、代替えを用意して臨機応変に対応していきたいと思います!(今回は露骨な性的表現がNGになったのだと思います)


※2023年6月8日追記

広告が途中で停止された為チャンネル登録者は1400人程度に留まってしまいましたが、先日オファーを受けたクラブイベントでは初めて出演する場所にもかかわらず大盛況だったようです。楽曲を知ってくれてる等、自身への認知の広がりを実感出来ているとの事でした。


※2023年11月12日追記 Spotifyアルゴリズム(勝手に音楽が広まる仕組み)攻略について


2年前のSpotify攻略について書いた時は、まだまだ日本においては違法アプリからの移行期でサブスク利用者が少ないと感じてましたが
現在ではyoutube登録者がそれぞれ利用しているサブスクで引き続き聴いてくれる状況になってきました。

2023年現在の日本でのシェアは1位Apple Music、2位Spotify、3位Amazon Music Primeになっているみたいです。

サブスク攻略につきましてざっくり説明すると
各リスナーの好みに基づいて自動作成されるおすすめやアルゴリズムプレイリストに載る為には、視聴者数に対してのお気に入り登録やフォロー数の割合、試聴維持率の高さが重要になってきます。

Youtube広告の場合、チャンネル登録した熱量高いリスナーが、能動的に自分が使っているサブスクに移動して引き続き聴いてくれるので必然的に上記条件が達成されやすい為、アルゴリズムプレイリストに載せやすくなります。

今回、広告を2023年4月14日からスタートして2023年5月23日に
ポリシー違反として停止されるまで広告費を80,000円遣いましたが
、その後広告施行から7カ月現在の実際の成果がこちらです。

Spotifyフォロワー数推移

Spotify月間リスナー数推移

広告停止後も月間リスナーがアルゴリズムにより増え続けているのが分かります。8月に新曲MVがドロップされ8月16日から新曲MVのプロモーションを開始したので8月16日以降は新曲からの流入も入ってます。(10月15日に広告は終了)



続いて、Spotifyページで上位に入っている曲を含めた再生数の推移です。

Spotifyストリーム数推移

他の楽曲の再生数が緩やかに推移している中、広告施行楽曲がある期間を境に一気に再生数を伸ばしているのが分かります。

また、アルバム収録の2曲目(広告施行曲の次の曲)も後半急激な伸びが見られるので、アルゴリズムに載ったのではないかと思われます。

Spotify人気度推移

人気度は、Spotifyでのアーティストのパフォーマンスに特有の様々な指標を基に、1から100のスケールで楽曲の人気を採点します。これにはストリーム数、フォロワー数、月間リスナー数などが含まれます。とのことです。

Spotifyプレイリストイン推移

楽曲がリスナープレイリストなどに入れられた推移もストリーミングの伸びと比例してます。


広告から7カ月現在、Spotifyにおいては広告に起因する再生数が85,000再生増。また、広告施行曲以外の楽曲も聴かれるので総再生は100,000再生を越えました


AppleMusicにおいては、こちらでデータを拾う事が出来ない為
アーティストからの報告のみになりますが

広告施行楽曲の再生数が月に30000~40000再生くらいの推移で伸びているようなので、広告に起因する再生数が少なく見積もっても210,000再生増になっております。他のアーティスト様の話も聞く感じだと日本を対象に広告施行した場合、大体Spotify再生数の2~3倍がAPPLEMUSICで聴かれるみたいです。


今回遣った広告費は80,000円なので、BIGUPのフリープランの場合でも1再生平均0.5円換算とした場合では、広告施行楽曲のAppleMusicの収益だけで広告費を回収出来た計算です。


最期に

というわけで、YOUTUBE広告でMVを宣伝したら何が起こるのかについて書いてきました。

サブスクのアルゴリズム攻略については、最初のきっかけは広告で作れるものの、おすすめで聴いたリスナーが高いリアクション(フォロー・プレイリストへの追加・お気に入り・視聴維持率)をしてくれなければ伸び続けて行かないので、聴かせてみないと分からない感じです。

宣伝すれば上手くいくなんて簡単な話なら皆が成功しているわけで、ヒットするかどうかはやってみないと分かりませんが
実際に長く活動しているのに音楽関係者の目に留まらなかったバンドが自力でプロモーションを行い一気に注目を集めた例もあるので、多くのアーティストさんに試して頂きたいと思ってます。

リスクを最小限に抑えたやり方で、挑戦するアーティストさんを全力でサポートさせて頂きます。

音楽を世に出して、リスナーに問う。それだけです。

ではまた。


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