夏森龍成

忘備録。読んだ小説や映画についてなるべく記録にしておきたい。

夏森龍成

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最近の記事

仕事終わりのオッペンハイマー、俺でなきゃ寝落ちしちゃうね。

 オッペンハイマーをみた。タイトル通り、この映画は仕事終わりに見るものではない。映画自体も長く、尚且つ難解で、苦痛を感じることに対して、娯楽としてお金を支払っている自分の存在が、おもしろおかしくて、ガラガラの貸切の映画館で、疲労と孤独を感じ、できることなら、一度ポップコーンとコーラを買いに外へ出ようと思ったが、一度出ると、そのはずみで家に帰ってしまうような気がして、結局、疲労と孤独が映像美と音楽の中で静かに消えていって、気付けば、3時間が経過していた。お金と3時間を使い、僕は

    • 映画 雨に唄えば 感想

      スクリーン、映画の言い換えとして、銀幕という言葉が使われているところが、お洒落だと思った。 Dignity all is dignity . Dignity allways dignity サイレント映画の主人公  声がない映画だからこそ、体の動きが重要で、それだからこそスタントマンから抜擢されたのだろう。トーキー時代だからこそ、スターになれた俳優が沢山いて、逆に映画に音声を取り入れる技術が発達したからこそ、スターになれる人が出てきた。 そういえば、パンクって何語だ。英語で

      • 映画 2001年宇宙の旅が最高に面白すぎる件について

        人類の夜明け もともと草食動物 草を食べていた猿  しかし、一匹の猿が動物の亡骸の骨を道具として使用し、獲物を仕留める。 道具の使用が、人類の能力を拡張させた。その道具の使用にインスピレーションを与えたのは、おそらく地球よりも文明が進んでいる他の惑星からのモノリス。そこから何かが放出されたとみるか、それともその地球とは別の惑星からきたモノリスの存在ゆえに、一匹が、自己の身体性から離れて試行錯誤するようになったのか。 猿が骨を道具として、他の群れの猿を仕留め、その後骨を上空へと

      仕事終わりのオッペンハイマー、俺でなきゃ寝落ちしちゃうね。