田中雅人

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貨幣制度が国家の領土をを拡大させたのではないかという仮説

高校の頃、世界史の教科書では歴史に名を残した国家の領土が地図上に描かれていた。教科書に載るほど有名な国はその多くが現在の国々よりも巨大な領土を擁していたが、その中で個人的に特に印象に残っていたのがアッシリア帝国とアケメネス朝ペルシャである。 アッシリアは今から約4000年前に建国された国で当初は規模の非常に小さな国であったが、紀元前800年頃から領土を大幅に拡大させ最盛期にはメソポタミア、シリア、エジプトにまたがる領土を獲得し史上初の帝国と呼ばれる国である。それまで地図上の

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