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親の一言言い換え事典

人間は十人十色であり、最良の子育てというのは見つかっていない。
だが、子供をやる気にさせる一言が見つかる本が本書です。

大切なのは、
自由意志
自己肯定感
自尊心
承認欲求
不安 など人間が行動する際の基本原理を理解することです。

1.ありがとう がいえない

「ほら、ありがとうは?」ではなく、一緒に「ありがとう」を言ってみようよ。と声掛け使用。
恥ずかしくて言えないのは人見知りの一種。
「こうしなさい」はやりたくなくなる。(リアクタンス)
※リアクタンスは、反発することで失った自由意志をとりもどそうとすること

2.歩けるんだから 歩きなさい

「一緒に競争してみない?」にする。
「歩きたくない」は、疲れと甘えからくるものである。
別の方法で行動を促せばよい。
おやつで釣るのは癖になるので注意。
パパの影をふみながら歩いてみてとする。

3.嫌がって服を着替えない

どっちの服がいいと思う?(選択を子供にゆだねる)
ママと一緒に選んでみて
ママはこれ着ようかな~

4.赤ちゃん返りする

[●●ちゃんも寝かしつけ手伝ってくれないかなー]
上の子も寂しさもわかってあげましょう。
●●なんだから我慢しなさい。は親の意見・考えである。

5.苦手な野菜を食べられない

「1口でも食べると大きくなれるし、パパみたいになれるよ。」
外的動機付けと内的動機付けが重要である。
外的は、自分以外、状況で変わる。内的は自分で変わる。

6.お風呂に入りたがらない

「一緒にはいりたいな」にする
人間には、2つのフェイスがある。
ポジティブフェイスとネガティブフェイスがある。
ポジティブフェイスは、ほめられたい・好かれたいという欲求
ネガティブフェイスは、命令されたくない、非難されたくないという欲求

7.薬を飲みたがらない

「飲むとまた元気に遊べるよ!」
ポジティブな言い回しを癖付けしましょう。
ネガティブな言い回しは、ストレスをためる。

8.姿勢が悪い

「姿勢を伸ばすとかっこよく、かわいくみえるよ」
かっこいい・かわいいを付けると自尊心を刺激する。

9.保育園行くのを嫌がる
「保育園いったら、●先生と遊べるよ」
保育園言ったらどんな楽しいことがあるのかを提示する

10.習い事を行きたがらない
「●ちゃんが●している姿とってもかっこよかったよ」
ポジティブフェイスを出す。

11.かけっこでビリだった

「前より早く走れるようになったね!」「悔しかったね」
「大丈夫、とても頑張った」

結果よりプロセスに着目する。

12.頑張っても自分だけできない

「前よりもできているよ」
他人と比較すると幸福度は下がるため、過去の自分と比較するのがよい。」自尊心を傷つけないようにしましょう。

13.転んだとき
「痛かったね」

痛くない・痛くないと気持ちを押し付けないで状況を理解してあげるとよい。

14.すぐ走り回ってしまう

「走るな!」ではなく、走ると人にぶつかってけがさせちゃうよ にする。

15.ごはんを食べるのが遅い
「今食べちゃえば、あとで長く遊べるよ」
食べるのか?食べないのか?という選択も大事

16.食事中に箸で遊んでしまう

「箸の正しい使い方どうだったけー?」
子どもは教えることが好きであることも多い。

17.遊びに夢中で帰ろうとしない

「おいていくよ」は虐待発言である。
「あと何分遊ぶ?」にすr。
脅しは内的動機付けには不向きである。楽しんでいるところを邪魔されると不快なきもちになる。

18.幼稚園バスに乗りたがらない

「今日は泣いてみるかい?」
感情を抑えるには、自分を客観視するとよい。
なんで幼稚園に行きたくないのかを聞く。

19.自分が思っていることを言えない

「どうしたらよかったかな?」
文句を言うのは相手に敵意を示す行為で返報性という。
攻撃的に接してくる人には攻撃的になる。
相手の立場になったらどう思うのか?がわかるのが4歳くらい

20.こぼしてしまったら

「一緒に拭こうね」

なんでこぼしたの?ではなく、自分で対処させる。

21.自分でできるのにやりたがらない

「今日はやってあげるね」
子供の成長は3歩進んだら2歩下がる と考える。
時には、甘えたくなるときもある。

22.素直にごめんなさいが言えない

「●●ちゃんに悪い事してないかな?」
謝りなさい!と頭ごなしに怒るのはリアクタンスが働き、親に対する敵意、味方がいないという孤独感を抱かせてしまう。

23.大声を出しちゃう場合
「ママにだけ教えて?内緒にするから」と秘密を共有する効果を持たせる特別感は子供にとって楽しみになる。

24.お店のもの触って遊んじゃう

「●ちゃんも大事なもの壊されたらいやでしょ?」

自分が同じことされたらどう思うか?を考える。

25.公共の場で迷惑をかける
「ここはみんなが静かにするところだから、静かにしようね」

周りの人が自分をどう見ているか?というのはセルフモニタリングという。

4・5歳でセルフモニタリングができるようになってくる。
それまでは、「こうなりたい」という自分のイメージと現実のイメージの違いがわかっていない。

26.乱暴な言葉遣いをする
「そんな言葉づかいはパパ悲しいな~」とする。
子どもは、むかつく、うざい、キモイなど罵る言葉を覚えやすい傾向にある。
人を気付けるのは、自分を傷つけるのと同じであると伝える。
なぜそんなことを言ってはいけないのか?
どういったらいけないのか?
どういったらいいのか?  を考える。

27.人の話を聞いていない

「後でクイズだすからね」

注意力は年齢+1分しかない。と考える。

28.真似されて怒る

「真似されるくらい魅力的ってことだよ?」

同族嫌悪を嫌う時期はいずれくる。同じ特性を持つものがいると不安を感じる。真似されると承認欲求が満たされなくなり、自己表現できなくなるので嫌う。


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