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日本心理臨床学会に参加した話

なぜ日心臨に入会したか

私が日本心理臨床学会(以下、日心臨とする)に入会したのは、確か臨床心理士試験を受けた年だったと思う。なぜ日心臨に入会したかというと、臨床心理士試験に受かるには日心臨に入っておいた方がいいという噂がまことしやかに囁かれていたからだ。ただ、二次試験を受けに行った時は、私はまだ入会申請中で、面接で日心臨について問われた時に「申請中です」と答えた。けど、まぁ受かった。程なくして入会の審査がおり、それから何年も経った。この学会にも愛着が湧いている。

なんでも見つかる自主シンポジウムに、心が見つかる

さて、コロナ禍になり、日心臨のあり方も大きく変わった。記憶を遡ると、最後に対面開催の時に参加したのは3年前の横浜大会だった。その後、コロナ禍に突入して2020年の大会はオンラインになった。自主シンポジウムは中止となった(学会とは別のところでオンライン自主シンポが催されていた)。動画は視聴できたが、期限は1週間と短く、時間が足りなかった。2021年から自主シンポがオンラインで復活し、開催期間は1か月と長くなった。そして今年、2022年もオンライン自主シンポが盛り上がりを見せている。自主シンポでは、多種多様なテーマが取り扱われ、その数なんと100!例えば、アタッチメント、メンタライジング・アプローチ、スーパーヴィジョン、マネージメント、実践的治療構造論、プレイセラピー、ウィニコット、サブカルチャーなどなど。どこかに自分の興味があるテーマがきっと見つかる。なんでも見つかる自主シンポジウムに、心が見つかる。

対面「も」オンライン「も」

個人的には将来コロナが終息して対面開催を心配なく開くことができる時が来ても、オンライン自主シンポも残ってほしいと思っている。なぜかと言うと、1か月という長期間オンラインで開催されることによって、参加しやすくなった人が多かったと思うからだ。以前よりも全国から様々な人が集まることができ、多種多様な自主シンポの開催が以前にもまして可能になった。対面かオンラインかではなく、対面「も」オンライン「も」生き残っていったらいいと思う。
学会はまだ始まったばかりだ。最後の最後まで学び倒したい。

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