エセーX  2001年宇宙の旅の巻

やっぱり、タッチパネル系のデバイスは、映画【2001年宇宙の旅】のモノリスを想起させるなあ。 キューブリック(昔風)ってさ、なんかやっぱスゴい。あの映画のラストシーケンスもスゴくて…、何かの(つまり未来の自分の)気配を感じて、それを見つけた瞬間、自意識がそこに行く。映画にしなきゃいけないから、ああなってるけど、人の意識って基本的に、『何かの気配』を取り込んで、理解しようとしている。 ここでは、未来の自分の視点に(自意識が気配のほうに)、次々と飛んでしまう、ということで映画的表現としたのだろうけど…。 しかし、まあ、こうゆう感じに、『間接現前』を映像化したものは、他に見たことがない。唯一無二かも。スゴ。 ちなみに『未来の自分の視点』をパラフレーズすると、『他者のまなざし』となる…。たとえば、『お天道さまが見ている』なんていう言回しは、他者性を忍び込ませた、詩的な表現になっているのだ(…と、思う)。


       #エッセイ
   


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