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NewJeansからKPOPに入門した25歳女性の話

私がNewJeansに出会ったのは4ヶ月前。Twitterでフォローしている音楽好きの方々がNewJeans最高!と口を揃えて言っているのを目にしたことで、NewJeansってなんだろうと調べたのだった。小学校の時に流行っていた少女時代のまま、私の女性KPOPアイドルへのイメージはアップデートされていない。このNewJeansというアイドルはどんな感じなんだろう。

初めて聞いたのはDittoだった。聞いてみると派手な感じじゃないため、すぐ自分の耳に馴染んだ。最後まで大きなサビの山がいつ来るのかと待ち構えていたが、それは来ることなく終わった。プロモーションビデオで見ていたのだが、平成初期の邦画やpvみたいな雰囲気ですごく好きになった。

そして、KPOPといえばダンスなので、TVで踊っている映像も見てみる。制服を着た少女たちが可憐に踊っており、ダンスと合わせるとまた良さが倍増するなと思った。その動画を何度も見た。何度見ても飽きない。みんなかわいいなと思いながら見ていたら、徐々に顔を覚えてきた。

他の曲も聞いてみたら、あんまり押し付けがましくない感じの音楽というのは一緒だった。Dittoが一番好きな曲なのは変わらなかったが、どれもいい曲だと思った。いろいろ聞いたりダンスを見たりしているうちにNewJeansに会いたくなった。NewJeansに会うには韓国行くしかないのかと思っていたところ、サマソニに来るということが判明する。もっと売れてしまったらチケットが取れなくなってしまうだろうから、NewJeansを見るチャンスは今だ!と思い、すぐさまサマソニに申し込んだのだった。このスピード感は我ながら早かったと思う。

NewJeansは私という人間を変えてしまった。まず、推しのアイドルのいる人間に変えてしまった。嵐、坂道系、ハロプロどれもハマってこなかった人生だった。アイドルにハマることは今後もないと思っていた。そんな私に推しのアイドルができたのだ。人生に潤いが出てきた気がする。

そして、フェスに行く人間に変えてしまった。私はフェスというものを毛嫌いしていた。暑いから体力持っていかれるし、パリピが大声あげてそうだしというイメージだ。サマソニに行くなんて考えられなかったのに、気づいたら申し込んでいた。あとで、フェスのイメージというのを調べたところFUJI ROCKはわりと落ち着いていて、中年の夫婦なんかもきている。それに対し、サマソニはパリピがお祭りしていると書かれていた。だから、今でもサマソニに行って大丈夫なのかと心配している。ちゃんとフェスの装備を準備してから行こうと思っている。

NewJeansには二人の鬼才がいるという話を聞いた。ミンヒジンと250(イオゴン)である。ミンヒジンと言う人はNewJeansのコンセプトを手掛けたり、制作メンバーを集めたりしている人らしい。岩井俊二、ソフィアコッポラ、ウォンカーウァイなど、私の好きな映像の雰囲気を取り入れているのはミンヒジンなのかもしれない。250(イオゴン)はポンチャックという韓国風演歌を研究しているのに、Dittoなどのメロディー重視の曲が作れてしまうという、かなりの変態的天才だそうだ。250はヒップホップをもともとやっている人らしく、NewJeansの曲にもヒップホップの要素が取り入れられている。自分はヒップホップを全く通ってこなかった人間なので、これを機にヒップホップも聞いてみようかと思っているところだ。

入院している間、NewJeansの2ndEP 「Get Up」を繰り返し聞いていた。特に好きなのはETAで、これにも250が参加している。特徴的な打ち込みの音に心地よい音楽が載っている。サビに曲のタイトルをいれるというのがNewJeansのやり方なのだろう。このアルバムを聞いたらもっとサマソニが楽しみになった。ダンスの素養ゼロの私だが、サマソニでNewJeansと一緒に踊れる気がしてきている。はしゃぎすぎないように気をつけようと思う。

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