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子育て、しつけに悩んでいる方に出会った時にお勧めする本

ビジネスマンの大きな悩み事のひとつに「子育てってどうしたらいいの?」があります。
子育てに悩む親御さんは実に多い。
顧客企業の従業員さんであったり、であう患者さんであったり、自分の仲間であったり。
そんなときにお勧めする本。

子どもを持つかどうか、何人授かるか、なんて悩みもありますが、
子どもを授かったら授かったでまた悩ましい。

どのように教育を付けるか、
幼小のお受験をするのか、中学受験をするのか、などは、
地域差やかけられるコスト、その親の考えなどで決まってくるので、
両親の意見が合わない、という悩みはあっても、
後はなるように決まってくるものだとは思う。

でも、親が自分の子をどのようにしつけ、子育てしたらいいのか、
発達障害に類する子であれば当然のことながら、
子どもさんの課題はそこまでいかなくても、
しつけというのは本当にわかりにくい

難しくなってしまったのは、
かつてなら、
地域で子育てする力があったり、
自分の歳離れた弟妹や従弟などの親族の子育てを見て、子供に関わって見よう見まねができていたのが、
今だと、
社会の正解を求めるような高度情報化もさることながら、
少子時代、核家族化、個別化で、
親が自分の独力でやっていくしかない。
そりゃあ心細いよね、と。


そんな時、子育てに悩む親御さんに私が勧めるのは、奥田健司さんの本。

「子育てのほんとうの原理原則 「もうムリ、助けて、お手上げ」をプリンシプルで解決」
2022/6/20
 奥田健次 (著)
www.amazon.co.jp/dp/4300101876

「世界に1つだけの子育ての教科書―子育ての失敗を100%取り戻す方法 – 」2014/12/19
奥田 健次 (著)
www.amazon.co.jp/dp/4478028435

この人奥田健司は、
ひとことで言うと天才。
重度行動障害の発達障害児の対応を訪問カウンセリングするという、
傍目には無謀としか思えないことに取り組み、
解決を生み続けている。

単に自分の才能に安住せず、
応用行動分析によってその介入を理論化することによって
再現性を持たせようとしている。

でもその天才の力がなくても、大抵の子育ては破綻しないわけで、
一部の、かかわりの難しい子と、なぜか原則を外してしまった状況、というのが相まって、こじれてしまった子育て、育ちが生まれてくるのだと思う。

その原則を外さないために親は何に気を付けるのか、
ひとりひとりの親が子供にどう接する時にどんな原則が必要か、
それが本になっています。

一般の方向けではあるので、文章は明解。
この本が「そうだなー」と思えない方には向かないのでしょうけど。

私は奥田イズムに染まり切ってしまっている自覚はあるので、
私の面接が腑に落ちるような方にはお勧めできる本です。


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