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最近の活動まとめ①

こんにちは。久しぶりの投稿です。
東北地方はやっと梅雨に入ったと思ったら、晴れる日が多く暑い日が続いています。

さて、最近の活動についてです。
歴史民俗資料館あゆみしるが閉館している時は、主に野外で活動していました。

千社札はがし

まずは文化財保護活動です。
皆さんは千社札せんじゃふだを知っていますか?
神社やお寺で見ることが多く、参拝した記念に柱や天井に貼り付けられています。
人の名前や屋号などが書かれていて、一見カッコいいものに見えますね。

この千社札によって景観を壊してしまったり、
重要文化財や指定文化財に貼ってしまう迷惑行為になっているところもあります。

今回の活動では白鷹町深山にある「深山観音堂」で
千社札を剥がす作業をしました。

一重宝形造りの本堂は重要文化財に指定されています。
それでも屋根の裏や、境内にある東屋の屋根や柱などに
たくさんの千社札が貼られていました。

東屋の千社札
簡単に剥がれそうなものあるが、木札が接着剤と釘で貼られているものあった

引っ張って剥がれそうなものもあったが、建物を傷つける恐れがあるため
スチームをつかって剥がしていきました。
木札は金槌とドライバーを使って少しづつ割りながら剥がしていきました。

本堂ではスチームを使うことができず(火事など高温に反応する装置があったため)霧吹きで千社札を濡らしながら剥がしました。


1枚目と違う画角からですが、剥がした後がくっきり・・・

大人3人がかりで千社札を剥がしていきましたが、朝から夕方まで作業に追われました。

重要文化財を守る貴重な体験ができました。
これからも少しづつですが、文化財保護に携わりたいと思います。

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