人間の価値3 —生きているということ—

少し古いデータですが、厚生労働省ホームページに国際的にみた日本人の自殺率状況が掲載されています
https://www.mhlw.go.jp/content/r1h-1-10.pdf

上記の通り、日本は先進国の中で突出した自殺率です。2ページ目の国別総数で上位のリトアニアは日照時間が極端に短いというすでに自殺との因果関係が証明されている気象的要因があり、ガイアナは人口が少なく比率が上がってしまう小国で、韓国も(韓国の自殺率を看過することはできないものの)人口そのものが少ないという前提があると思われます。

以下に、日本の自殺者数と完全失業率の推移データがあります。日本人の自殺は失業率と比例していて、政治的責任も大きいことがわかります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/20/backdata/1-2-2-5.html

世界的に言われていることとして「日本は治安も良く凶悪犯罪率も低く暮らしやすいのに自殺が多い」ということだそうです。

ここからは日本人にしかわからないことですが、自殺についてのドキュメンタリーなどをみていて多く出てくる言葉としては「いじめ」「性被害」「借金」「離婚、失恋」というもので、紛争やテロ等が多い国から見ればたしかに”うわべとしては治安が良い”はず、ということになるのかもしれません。

私は、カルト宗教がこれほどまでに多く、それ以外は無宗教であるという日本の特性が強く関わっているのではないかと推測しています。人間を傷つけたり騙そうとする人が多く、それが原因で相手が亡くなろうともなんの良心の呵責も持たないような人が、残念ながらこの国には多いと感じます。とりわけ著名人の自殺が多い日本と韓国に共通していることとして、他人への嫉妬が強く、他人からの評価を中心に生きている人間が多いとも思います。

この「詐欺」「他人の評価への依存」というものは世界的に人口の多いキリスト教では奨励されないものです。しかし韓国ではカルトでないキリスト教徒も多くいるものの、自殺が多いというデータがあります。これに対して私は”カルトが攻撃しているのではないか”という仮説を持っていましたが、2020年以降の大国からの小国への侵略戦争という構図が頻繁に起きたことを見て、小国を我が物にしたいという動機で外国人が精神的攻撃を行っている可能性もあるのかもしれないと思うようになりました。

私はこの問題への対策として一番重要なのは「後ろ向きなことばかり考えても仕方ない」「愚痴は良くない」「自分を信用してほしい」等の言葉を”信じない”ことだと思っています。言われた人がそれを信じた結果、もっと精神的に追い込まれた時に言った人が責任をとってくれるかといったら、そういうことはないはずだからです。「私が後ろ向きなことばかり考えても仕方ないなどと楽観的なことを言ってしまったせいでこうなってしまってすまなかった、ぜひ休養してください、その間通院に付き添い生活費もすべて出します」と言うわけもないのに軽々しく「前向きに考えればよくなる」などとアドバイスする人間を信じてはいけないはずです。もちろん悪気のない人もいると思いますが、そうでない人がいることを想定して身を守ることが、人が生きる上では何よりも大切なことでしょう。

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