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ヘルシンキで朝食を

私は料理が好きです。
基本的には二人前、自分と同居している友人の分を毎日作ります。
少し前までは五人家族だったのでまだ少ない量を作ることに慣れず、先日も大量の肉を炒めては友人を困らせました。
冷凍したので許してね、友人。

さて、私には大切に抱えている目標があります。
「海外の映画みたいなご飯を作りたい」
これは映画が好きな友人と暮らして初めて芽生えた夢でした。

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」のキューバサンド
「グランドブタペストホテル」の小さくカラフルなケーキ
「レミーの美味しいレストラン」のラタトゥイユ
など、作りたい料理は山ほどあります。

そんな夢を冷凍フライドポテトを揚げることで誤魔化していたある日、友人が「ムーミン谷の幸せレシピ」という一冊の本をプレゼントしてくれました。
その本にはムーミンのふるさと、フィンランドのたくさんのレシピが紹介されています。
様々なハーブや知らないベリーなどが出てくるレシピブックは見るだけで心がときめきました。

ムーミンのレシピブック!
物撮りも友人がしてくれました☺️



友人とページをめくっているとオニオンスープのページが目に入りました。
これだ!家にある材料で作れる手軽なレシピを作ることにしました。

小麦粉と玉ねぎをたっぷりのバターで炒めて、濃いめにとった出汁を加える。
文字で説明するとこれだけですが、コンソメや鶏ガラを使わないスープは私にとって新鮮でキッチンでは大騒ぎ。
本当はブイヨンが必要だったのですがあいにく家には無く、魚の出汁を使ってみたり、小麦粉とバターが鍋に焦げ付いてしまったり……。
朝に作り始めたはずが、完成する頃には昼食の時間になっていました。

普段の倍の時間をかけたオニオンスープはいつものスープとは一味も二味も違います。
スープとパンで終える海外の食事にも納得がいく、主菜のようなボリューミーさ。
とろとろに煮込まれた玉ねぎがバターの甘やかな香りをまとった、こっくりとしたおいしいスープでした。
今でも私と友人の間ではムーミンのオニオンスープは一番のごちそうになっています。

みなさんの思い出のごちそうがあったらぜひ教えてくださいね。

それではまた次の記事で。読んでいただいてありがとうございました!


前回の記事にいいねやコメントをくださった皆様、ありがとうございました!
記事も無事に三つ目になり、なんとか三日坊主を名乗ることはできそうです☺️
読んでくださった皆様が今週もおいしいご飯を食べられますように!

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