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読み聞かせボランティア

発達障害の女の子のお母さんです。

娘の通っていた特別支援学級で、何度か読み聞かせボランティアをさせていただきました。
ドキドキしながらも引き受けました。

一年生から六年生が喜びそうな本選びに迷い、
兄に「ロボットポコペンはじめてのおるすばん」をおススメされました。紙芝居です。

ロボットポコペン はじめてのおるすばん


(兄は六年生の時、入学まもない一年生に読んであげたところ、問いかけに反応して盛り上がって楽しかったとのこと)

ストーリーは、、、
はじめてのお留守番に不審者が、、、
ロボットポコペンにそんな時は「火事だー!」と大きな声を出せば、人が集まってくる、そんなわかりやすい内容です。

特別支援学級での反応は、、、
とうとう、不審者が、、、
なんていうんだっけ?の問いに
子供たち「おかーさーん」
えっ?違う。😅もう、アドリブ。
私「お母さんは留守でいないから、、」
子供たち「せんせーい!」
私「先生もいませんね、見えないね。」
子供たち「校長せんせーい!」
私「校長先生もいません。
ポコペンはなんて言ったかな?」
「大事なことなので、、時間よ、戻れー」
紙芝居を戻って、もう一度「火事だー!」と大きな声で言う場面に。念押し。
次は、みんなが「火事だー!」と答えてくれました。

想像していなかった支援学級の子供たちの反応、でもこの自由な感じに救われてました。
うまく読めない、聞いてくれるのかな、、こちらの不安が吹き飛びました。
適当なアドリブにも、慣れない紙芝居の扱いも、
カミカミになっても、誰ひとりダメ出ししないどころか、前のめりになってくれます。
拍手とありがとうでお見送りしてくれます。

先生方も、お母さんはプロの読み手とは思っていません。いつも通りのお母さんの生の声だから良い、とおっしゃっていました。

年に二回のボランティア、少しの時間です。
お母さんも、クラスの子供たちと一緒に楽しめる時間が過ごせました。こちらこそありがとう。





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